今回は、大阪府堺市にある【さかい利晶の杜】をご紹介!
かの有名な茶人【千利休】と有名な歌人・作家の【与謝野晶子】の生まれた土地である大阪府堺の街で、2人の歴史に触れる事が出来ます♫
【さかい利晶の杜】とは
『誰もが茶の湯と文芸を楽しめ、利休と晶子を通じて堺の歴史を体験できる新しいミュージアム』というコンセプトのもと、2015年3月にオープンした観光展示施設です。
施設名にも『利・晶』と入っている通り、千利休と与謝野晶子を特にクローズアップしつつ、歴史と文化のまち[堺]をわかりやすいビジュアル展示品や簡単なクイズを通じて知ることが出来ます♬
施設内は、大まかに【千利休茶の湯館】【与謝野晶子記念館】【茶の湯体験館】【観光案内展示室】に分かれており、大人から子供まで楽しめます!
大阪府堺市堺区宿院町西2丁1−1
展示室開館時間:午前9時~午後6時
茶の湯体験施設:午前10時~午後5時
施設隣に駐車場有[タイムズさかい利晶の杜駐車場]:1時間200円
【千利休茶の湯館】
入場料300円(与謝野晶子記念館も含む)
入り口には、偉人たちが描かれた大きなパネルがあります!
このパネルに出ている偉人たちは、堺や利休にゆかりある人達であり、パネル前のモニターを操作することにより、堺や利休とどんな関係があったのかを音声で語ってくれます!
文字だけではなく、音声と絵で伝えてくれますので聞き入りやすいです♫
ちなみに、千利休の音声は歌舞伎役者の片岡愛之助さんが担当しています。
渋い声でしたねぇ〜笑
その他にも、貴重な展示物があったり、
展示物を見て学んで、学んだ事をクイズとして答えられるモニターがあったりと、
退屈せず楽しめます!
※ちなみに旦那はこういうクイズが大好きですので、全問正解するまでやりました笑
また、シアタールームもあり、堺と利休の事に関して、約12分の動画で鑑賞する事も出来ます!


映像の中では、『欲望に渦巻き、なんでもプラスされる現代、利休の【出来るだけ物事をマイナスする侘び寂びの生き方】は、見習うべき物かも知れません。』
という言葉が印象的でした。
【与謝野晶子記念館】
入場料300円(千利休茶の湯館も含む)
入り口には、大きな与謝野晶子の写真が壁に描かれております。
また、中に入ると、貴重な展示物や書物が展示されております。



更に中に行くと、晶子からのメッセージという事で、現代に生きる私達にとっても、心に響くであろう晶子からのメッセージが大きく書かれております。


『自由に対するあこがれを捨てない限り、必ず自由は復活する』
正直、難しい言い回しだと感じますが、この言葉が気になりました。
人間誰しも自由に生きたいと考えると思いますが、その自由に生きたいという希望・あこがれを捨てなければ、自由になれる。という前向きな意味の言葉として、私達は受け取りました。
この様に、難しいことはわからないなりにも、文芸に触れられる場所だと思います!
また、12人の子供の母でもあった、『与謝野晶子』ですが、子育てに対するメッセージも多くありました。
与謝野晶子のメッセージを通じて、色々考えれる場所であります!
【観光案内展示室】
入り口すぐに、観光案内展示室があります!
堺の歴史文化資源を紹介するとともに、堺の観光周遊を楽しんでいただくための、情報を提供するフロアとなってます!
いわば大きな観光案内所兼、わかりやすいビジュアルで堺の歴史文化にも触れられる場所です!
入り口すぐですので無料エリアとなってます♫
堺に観光に来た際に立ち寄ると有益な情報が得られますよ!
【おまけ:図書館】
さかい利晶の杜 二階には、小さな図書館があります!
堺の歴史の本や、偉人の本などがあり、もちろん貸し出しもありますし、図書館内で読む事も可能です♫
お子さんと行って本を一緒に読むのも良いですね!



【おススメポイント1】
【茶の湯体験館】にて、本格的なお茶入れ体験や・茶の湯体験ができる!
【さかい利晶の杜】では、2種類の本格的な茶の湯体験が出来ます。
・『茶室お点前体験』1人500円 事前予約必要
本格的なお茶室で、初心者でも楽しめるとの事です。
茶道三千家のご指導のもと、お茶をたてるお作法から、お菓子やお茶の頂き方などの体験するだけではなく、実際にお客様自身がお茶を点てることもできます。
・『立礼呈茶』1人500円 事前予約不要
こちらは、お着物を召した方により、お茶をたてて頂き、落ち着いた空間で堺の茶菓子と頂くという体験です。
私たちはこの『立礼呈茶』を体験しました♬
お部屋はこんな感じ♬
和室ではないものの、椅子の色や掛け軸、そして何よりも着物を召した方が和を感じさせてくれます。
目の前でお茶をたててくれています。
その間に、堺の茶菓子が出てきます。
形も綺麗で、味も非常に上品で、食べるのがもったいないくらいでした笑。
ちなみに、この茶菓子をお茶が出てくるまでに食べて、口の中を甘くしておくというのがミソらしいですので、お茶が出てくるのを待たずに食べてしまいましょう!
お茶が出てきます。
作法を教えて頂きつつ、飲みます。
さっき食べた茶菓子で甘くなった口の中に少し苦味のあるお茶が入る事により、なんとも言えない絶妙な味に!! 日本人で良かったと思える瞬間。
抹茶嫌いな旦那も 美味い!! と言いました笑。
お茶を飲みながら、お着物のお姉様とお話。
利休達もこの様にお茶を通じて色んな人達とお話をしたのでしょうか。
また、出てくる茶菓子は日によって違うみたいです。
体験施設入り口に案内があるのでチェックするのもありです♫
【おススメポイント2】
・無料で現地解説員の方から色んなお話が聞ける♪
写真真ん中に黄色のベストを着た方がいますが、この黄色のベストを着た方が現地で様々な解説や興味深いお話をして頂ける解説員の方々です!
※写真は利休屋敷跡です。
現地解説員の方は、【さかい利晶の杜】入り口の【観光案内展示室】と【さかい利晶の杜】に隣接する【利休屋敷跡】に年末年始以外は朝9時頃から夕方17時頃まで、常駐していらっしゃいます。
貴重なお話を聞ける他、質問にも答えて頂けます♬
【さかい利晶の杜】内で歴史を学びながら、【なぜ?】と思ったりした事は、是非、疑問をぶつけてみましょう!
実は、旦那もある疑問が出たので聞いてみました。
千利休は豊臣秀吉と非常に仲が良く、利休と秀吉は茶の湯を通じて、その仲を築いていったと言われています。※諸説あり
ここまでは旦那も、知っていました。
ですが、利休はなんと、秀吉の命令により、切腹し、亡くなります。
しかも享年69歳で。
この歴史は、【さかい利晶の杜】の展示品にて知りました。
ここで、【何故?利休は仲良しの秀吉に切腹を命令されたのか!しかも69歳という晩年に、何をして、秀吉を怒らせたのか?】という疑問が生まれたので、現地解説員の方にお伺いしました…
その回答も、しっかりと手作りの資料を手にお答えしてくれます♫
旦那と同じ疑問を抱く方もいるかと思いますので、その答えは是非、現地で聞いてみてください😊
【[さかい利晶の杜]と合わせて行きたい堺の観光スポット】
世界遺産に認定!『仁徳天皇陵古墳』
今回ご紹介した 【さかい利晶の杜】の近くには、2019年7月、ユネスコ世界文化遺産に登録された大阪府「百舌鳥・古市古墳群」の中でも、特に有名な日本最大の古墳「仁徳天皇陵古墳」があります♪
【さかい利晶の杜】からも、シャトルバスが出ており、アクセスも抜群ですので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか!
【さかい利晶の杜】から仁徳天皇両古墳までバス・車で約10分
「百舌鳥・古市古墳群」「仁徳天皇陵古墳」&「周辺おススメスポット」をご紹介した記事もありますので、ぜひ読んでみてください♪
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます😊
K村夫婦でした💑⭐️