今回は釣り針についてのお話です。
釣り針と一言に行っても、見た目が細い釣り針や太い釣り針など様々あります。
では、何のためにいろいろな種類の針があるのでしょうか。
針には様々な種類がある。
針には大きく分けて2種類あります。
もっと細かく分けると2種類以上ありますが…
まず、1種類目が『軸が細い針』です。
そして2種類目が『軸の太い針』。
『軸が細い針』には、流線型や袖型、早掛け型などがあります。
逆に『軸の太い針』には、伊勢尼、丸セイゴなどの種類があります。
では、なぜそんなにいろいろな種類の針があるのでしょうか。
魚のエサの食い方によって使う針を決める
針なんて魚の口に刺さって釣れればなんでも良いんじゃないの?と思っている方。
それは、間違いです。
針にいろいろな種類があるのはしっかりとした理由があります。
その理由とは、魚の種類によるエサの食べ方に秘密があるんです。
『吸い込み型』
エサを見つけると、『スッと吸い込む食べ方』をする魚を吸い込み型と言います。
主な魚の種類で言うと、海ではシロギスやハゼ、海タナゴなどです、
淡水魚で言うと、コイやフナなどが吸い込み型の食べ方をします。
このような魚たちには、当然吸い込みやすいように針の形状が細いものを使います。
針の種類で言うと、流線型や袖型、キツネ型がおすすめです。
『かみ砕きながら食べる型』
次にエサを見つけると 『かみ砕きながら食べる』魚を『かみ砕きながら食べる型』と呼びましょう。
主な魚の種類で言うと、イシダイやカワハギ、チヌやコブダイ・ブダイなどです。
これらは主に、貝や甲殻類をエサにしているため、貝などの硬い殻を割れるようにかみ砕きながら食べるようになっています。
このような魚たちには、かみ砕かれてもしっかりと刺さる、丈夫な針を使わなければいけません。
針の種類で言うと、丈夫な伊勢尼や丸セイゴ、イシダイ針などがおすすめです。
『一度咥えて、一気に飲み込む型』
最後は、口先にある歯やザラザラで、エサをいったん咥えてから、一気に飲み込む魚たちです。
ここでは、『一度咥えて、一気に飲み込む型』と呼びましょう。
主な魚の種類で言うと、根魚などの口先にザラザラがあり、大きな口を持っている魚や、ヒラメなど鋭い歯がある魚、そして青物やマダイなどです。
淡水魚でいうと、ブラックバスやヤマメ・イワナなどがこの種類に該当します。
このような魚には、針が太く、ふところが深い針がおすすめ。
伊勢尼や丸セイゴ、丸カイズなどが適しています。
魚のエサの食い方を理解して針を選ぼう。まとめ
普段何気なく使っている針。
そんな針にも使い分けが必要です。
なぜ、この魚にはこの針なのかなどを考えていくようにすれば、より釣果も上がっていくようになるのではないでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊