釣りのフィールドについて知ろう!「干潟編」

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海岸や河口域に広がる干潟は、釣りや潮干狩りなどのアウトドアを楽しむ場としてだけではなく、多くの魚介類を育んでいるフィールドです。

今回は、そんな干潟というフィールドを釣り人目線でご紹介します。

目次

 干潟とは?

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出典:ニッポン旅マガジン

干潟とは、波が穏やかな内湾や河川の河口域にある平坦な砂地、または泥地エリアのことを言います。
いわゆる遠浅の地形となっており、陸からでも結構な距離を歩いていくことが可能です。

また、干潟は、潮の満ち引きによって冠水と干上がりを繰り返すことから、干満差の大きい太平洋・瀬戸内側に多く見られ、干満差の少ない日本海側ではほとんどありません。

干潟の特徴

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出典:愛知県

干潟では、潮の満ち引きにより常に海水が大きく動いています。
そのように大きく水が動く場所は、ゴカイなどの多毛類やアサリなどの貝類にとっての栄養が多く流れてくるため、魚のエサとなる小動物の生息数も豊富です。

また、干潟は基本的に浅いフィールドであり、大型魚が入りにくい為、稚魚や甲殻類の絶好の棲み処となっています。

ただ、大型魚も干潟にはエサとなる生物が多いことをしっているので、干潟の周りにはシーバスなどの大型魚も回遊しています。

干潟で釣れる主な魚

『スズキ』

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干潟でルアー釣りと言えば、狙うターゲットはスズキです。
実際に、東京湾の干潟ではスズキ狙いのアングラーも非常に多く、コノシロやイナッコなどのベイトが回遊していれば、80cmを超えるランカーサイズも出ています。

『ハゼ』

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干潟の全体で狙える癒されターゲット。
チョイ投げやノベ竿で狙ってみるのも楽しいです。

『カレイ』

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出典:ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑

砂地の干潟ではカレイも生息しています。
ミオ筋を中心に投げ釣りで狙うのが基本です。

『コノシロ』

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干潟に回遊してくる小魚として有名なのがコノシロ。
コノシロ自体を狙っても良いですし、コノシロを捕食しようと着いているシーバスなどの大型魚も狙えます。

干潟で釣りをする時の狙うべきポイント

EPSON MFP image

『ミオ筋』

ミオ筋とは、簡単に言えば船の通り道。
浅い干潟でも船が通れるようにその部分だけを深く掘り下げています。
このミオ筋は、周りに比べて深いため、大型魚の通り道にもなる為、干潟では一級のポイントです。

『河口』

太平洋側の内湾に注ぐ河川の河口では、干潟が出来ていることが多くあります。
河川から流れてくる小魚や、干潟に住む小生物など、とにかく魚のエサとなるものが多いエリア。
この上ないポイントです。

『藻場』

干潟の中でもアマモなどの藻類があればそこは良いポイントとなります。
藻場は小魚が身を隠したり、その小魚を食べに大型魚が居たりするので、もし藻場を見つければよく観察して見ましょう。

『人工物』

干潟には、電柱や漁に使用する杭などの人工物が建てられています。
そのような場所はもちろん魚が集まりやすい場所。
ただ、杭にルアーが引っ掛かったりすると自分も損をしますし、漁師の方にとっても迷惑です。
その為、人工物は直接狙わないようにすることをおすすめします。

干潟で釣りをする際の注意点

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『エイに注意』

干潟には、恐怖の猛毒生物であるアカエイが潜んでいます。
干潟でウェーデングを履いて釣りをしている際にアカエイを踏んで大けがを負ったなんてことはよくある話。

実際に私はまだ踏んだことはありませんが、踏んだ人曰く、『大の大人でもあまりの痛さに叫び倒した』らしいので、エイ対策をすることをおすすめします。

『干満差に注意』
干潟は、これまでご紹介した通り、干満差が激しいフィールドです。
干潮の時、どんどん沖へ歩いたのはいいけど、満潮になって帰れない…
なんてこともあるので、干満の時間をしっかりと確認して沖へ歩くようにするのがベストです。

干潟は自然が作った貴重なフィールド!

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出典:ニッポンドットコム

干潟は、魚やそのほかの魚介類を育むゆりかごとして、そして自然のろ過装置として重要な役割を果たしています。
このような素晴らしいフィールドを楽しむとともに、いつまでもそのままの姿で居続けてほしいと思います。

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