砂浜は、日本全国どこにでもある身近な釣り場であり、投げ釣りやルアーフィッシングなどが楽しめます。
でも、一見つかみどころが無く、正直どこを狙えば良いかわからない難解なフィールドでもあります。
そこで今回は、そんな砂浜で魚を釣る為のポイントやヒントをご紹介していきます。
砂浜とは?
砂浜とは、日本全国どこにでも存在しており、夏の海水浴でもなじみが深いフィールドです。
砂浜は、潮の流れによって砂が運ばれてきて、一定の場所に堆積したものであり、その場所の流れの強さによって、細かい砂が堆積したり、少し大きめの砂利が堆積したりと変化があります。
この様に一言、 砂浜と言ってもいくつかの種類があります。
砂浜には大きく分けて2種類ある
『遠浅の砂浜』
内湾に位置する砂浜は、波が静かで遠浅な事が多いのが特徴です。
この様な特徴の砂浜は、夏に海水浴場として使用されることが多い砂浜であり、水深が無いため、魚のストックや回遊が無い場所と思われがちですが、シロギスやハゼ、イシモチなどの小魚からすれば、外敵が少ないため、かなり過ごしやすい場所とも言えます。
『急深の砂浜』
外洋に面しているような砂浜に多いのが急深な砂浜が多いのが特徴です。
この様な砂浜は、潮通しが良い場所が多く、急深な地形の関係上、様々な魚の回遊も期待できます。
砂浜の代表的なフィッシュイーターであるヒラメやマゴチのほか、青物やシーバスなどもカケアガリの小魚を狙って岸から狙えるエリアに接岸してきています。
砂浜で魚が付くポイントとは?
『地形の変化』
砂浜というとっかかり難いフィールドでも、比較的わかりやすいポイントが地形の変化です。
一直線の海岸線に出っ張った部分があったり、ワンドや突堤など、単なる砂浜に何かしら形が変わっている場所は狙い目です。
そのように変化した場所には、小魚が溜まったり、プランクトンが集まったりする為、生命感の強いポイントとなります。
『ヨブ』
ヨブとは、波によってつくられた、凸凹とした地形です。
海水浴をした際、少し潜って海底を見ると海底が「~~~」のような形になっているのを見たことはないでしょうか。
そのわずかな凸凹でも、キスやハゼなどの小魚にとってみれば立派なつき場となります。
小さな変化ですが、見逃せないポイントです。
『海藻』
広大な砂のエリアである砂浜に生えている海藻は、かなり重要な魚の着き場です。
小魚にとってみれば大きな隠れ処ですし、小魚が居るという事は大型魚からすればエサを取れるポイントとなります。
また、アオリイカなどは藻をかなり好むので、砂浜の藻場は要チェックです。
『消波ブロック』
砂浜の少し沖目などに設置された消波ブロックは、一級のポイント。
砂浜に消波ブロックがあるという光景は、特に波が高くなるエリアに多いですが、消波ブロックは魚の隠れ家になる他、エビやカニ、貝類などのストックもある為、魚にとってはエサを取る場所にも最適です。
『離岸流』
離岸流とは、簡単にいうと潮がぶつかり合って、反転流が出来て、それが沖へ払い出していく流れの事です。
反転流が出来ている場所では、海底が掘れて溝が形成されています。
その溝に小魚やそれを捕食する大型魚が集まってきます。
砂浜ならではのポイントであり、釣果実績も高いので、砂浜では見逃せません。
堤防で釣れる主な魚
『キス』
砂浜で釣れる魚の代名詞。
投げ釣りで狙うのが一般的です。
『ヒラメ』
砂浜でルアーフィッシングの対象魚として大人気なのがヒラメ。
砂浜にいるキスやハゼなどの小魚を捕食します。
『マゴチ』
マゴチも砂浜でルアーフィッシングをする際の対象魚として人気です。
ヒラメよりかは、数が期待できます。
『チヌ』
チヌは砂浜にも生息しています。
急深なエリアであればフカセ釣りなどのエサでも楽しめますが、浅いエリアではルアーを使ったチニングがおすすめです。
『シーバス』
砂浜には、小魚を捕食するためにシーバスも接岸してきています。
ミノーやバイブレーションなどを遠投して根らえるほか、ぶっこみ釣りでも釣果が期待できます。
『青物』
イワシ等の小魚が回遊していたり、急深な砂浜であれば青物の釣果も期待できます。
ただ、外洋に面した潮通しの良い砂浜である事が前提です。
『イカ類』
アオリイカなどのイカ類も砂浜で狙えます。
実際に私が初めてアオリイカをエギングで釣ったのも、実家近くの海水浴場です。
壮大な砂浜で気持ち良い釣りをしよう!
広大なフィールドである砂浜は、釣果以前にその場にいるだけでも爽快な気分になります。
そして、そんな砂浜では、想像以上に多くの魚と出会う事ができます。
難しいフィールドである事は間違いありませんが、釣り人の観察力や想像力次第で釣果を伸ばすことが出来るので、砂浜での釣りを攻略出来れば釣りの腕が上がるはずです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました