初心者からベテランまで数多くの釣り人に人気のフィールドが「漁港」。
漁港には、堤防以外にもスロープや岸壁など多くの釣りポイントが存在します。
この記事では、漁港全体を通して狙うべきポイントや釣れる魚をご紹介します。
漁港とは?
漁港とは、漁業の為に作られた施設で、漁業で取った魚介類の水揚げ・加工、漁船の船着き場などの施設がある港の事を言います。
日本は東西南北海に囲まれた島国である為、古くから漁業の盛んな土地。
そんな日本の海岸線には、大小かなり多くの漁港がある為、海がある地方では多くの釣り人が漁港にお世話になっています。
魚を釣るためにはどんな漁港を選べば良いのか。
漁港は日本各地に多く存在するため、どの漁港へ釣りに行けば良いかわからないという方もいると思います。
そんな時は、何か一つ特徴がある漁港を状況ごとに選べば良いです。
例えば、風が強い日は、漁港の裏に大きな山があり、風を遮れる漁港であったり、水深が深い漁港、潮通しが良い漁港など、その日の状況により、強みを持った漁港を使い分けると良い結果がついてきます。
漁港で狙うべきポイント
『船の出入り口』
漁港における最高のポイントは、船の出入り口となる堤防の先端付近です。
潮通しが良く、船の通り道なのでミオ筋がある為、漁港のポイントの中でも最も魚影が濃くなるポイントです。
『漁港内の岸壁』
次に見逃せないのが漁港内の岸壁です。
漁港内にいる魚は、岸壁の際に居着いたり、際に沿って回遊をするため、漁港内の何の変哲もない岸壁でも見逃せません。
『スロープ』
船を海から陸に上げ下げするスロープは、傾斜がなだらかなカケアガリの役割をします。
そんなカケアガリには、小魚やエビなどの生物の他、それらを狙って大型の魚も回遊してくるポイントです。
『消波ブロック』
漁港には、消波ブロックが積まれいる場所があります。
消波ブロックと言えば、様々な生物の棲み処や隠れ処となっており、もちろん色んな魚も消波ブロック周辺に着いています。
『常夜灯周り』
漁港には岸壁に設置された常夜灯をよく見かけます。
明かりに寄って来た小生物やそれを狙う大型の魚が集まる他に、明かりの明暗自体が魚の着き場にもなるので必ず確認したいポイントです。
漁港で釣れる主な魚
『チヌ』
漁港付近では大人気の魚。
岸壁のきわに、チヌのエサとなる貝類が付着していれば、チヌの回遊が期待できます。
そっときわを覗いて、チヌの姿があれば大チャンスです。
『シーバス』
多くの小魚やエビなどが生息する漁港は、シーバスの絶好のエサ取り場でもあり、着き場でもあります。
漁港近辺で狙える最大サイズのターゲットです。
『青物』
潮通しの良い漁港であればハマチなどの青物も狙えます。
引きが強く食べても美味しいため、青物が狙える漁港は釣り人に人気です。
漁港内にイワシやアジが大量に入ってきた等の情報があれば青物の釣果も期待できます。
『キス』
底が砂地の漁港であれば、チョイ投げ釣り等ででキスが狙えます。
夏前後がメインの季節ですが、初冬くらいまで釣れます。
初冬に釣れるキスは大きくてかなり立派な個体が多いです。
『根魚』
漁港で、どんな時も良い反応を見せてくれるのが根魚です。
岸壁のきわや、消波ブロック周辺が狙い目です。
『イカ類』
潮通しが良い漁港付近であれば、アオリイカやコウイカなどのイカ類が釣れる事もあります。
また、場所によっては真冬にヒイカなど小型のイカが釣れる事も。
食べて美味しい、釣って楽しいナイスターゲットです。
漁港における釣りのルールと注意点
『漁港における釣りのルール』
漁港で釣りをする際、必ず確認したいのが漁港ごとに決められたルールです。
漁港内に看板等があればそこにルールを書いてあることがあります。
例えば、立ち入り禁止場所の案内や釣り禁止の時間、禁止の釣り方から釣ってはいけないターゲットなどもあるので確認が必要です。
『漁港における釣りの注意点』
漁港は釣り人の為の場所ではなく、あくまでも漁業関係者の仕事場です。
その為、ゴミを放置させたり、騒ぎまわったりするなどの迷惑とならないようにするのが絶対です。
これ以上釣り禁止場所を増やすと、釣りが出来る場所がどんどんと減ってしまいます。
漁港は最高の釣り場だ!
漁港は足場も良く、アクセスも良い場所が多いです。
魚が集まる要素も多く、釣り人にとっては最高の場所です。
これからも長く釣りが出来るようにマナーとルールを守って漁港を利用しましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊