日本に住む釣り好きであれば、一度は釣ってみたいと思う日本三大怪魚。
その日本三大怪魚の一角であるアカメ・イトウと並ぶのが今回のターゲット『ビワコオオナマズ』です。
日本の淡水エリアでは珍しく、最大1mを超す大きな魚体が特徴。
今回は、そんな釣り人憧れの魚『ビワコオオナマズ』の釣り方やタックル、おすすめルアーをご紹介します。
日本三大怪魚『ビワコオオナマズ』とは?

ビワコオオナマズは、日本最大の湖に潜む日本最大級のナマズです。
そのビワコオオナマズの特徴はなんといっても大きさ。
1mを超える魚体でルアーに激しく食らいついてきて、釣り人を興奮させます。
しかし、近年では大物を釣るのは難しいとされており、一説では環境破壊によりビワコオオナマズのサイズが小さくなっていっていると言われています。
ビワコオオナマズが狙えるシーズン

ビワコオオナマズは、みなさんご存じの琵琶湖とその琵琶湖に琵琶湖につながる河川に生息しており、最近では淀川などでも確認された事例があり、生息域の広さと個体数から、狙って釣るには少し難しい魚です。
しかし、そんなビワコオオナマズが一つのエリアに集まり、エサを捕食する時期があります。それは、春と梅雨。
明確な理由は産卵準備などの説がありますが、実際は不明確。
しかし、春と梅雨になるとビワコオオナマズは琵琶湖水系の河川で釣れるようになります。
ビワコオオナマズを狙って釣るのであれば、この大きなチャンス時期が良いでしょう。
ビワコオオナマズが狙えるフィールド

ビワコオオナマズに限らず、ナマズという種類は、雨というものを感じると川を上るという習性があります。
その為、主なフィールドは河川であり、河川というエリアの大きさ的にも的を絞りやすいフィールドです。
特に瀬田川や宇治川といった淀川水系は実績が高いことで有名です。
※画像は川のイメージです。
ビワコオオナマズが釣れる主なポイント
【障害物周り】

ビワコオオナマズは日中、ボトムにある岩や穴など何かしらの生障害物に付いてエサが流れてくるのを待ったり、休憩したりしています。
その為、障害物を丁寧にいろんな角度から探ることが重要。
1投目とは逆の方向からルアーを通すとヒットしたということも珍しくはないみたいです。
【カケアガリ】

ビワコオオナマズは、流れてくる小魚を待ち伏せて、カケアガリに潜んでいます。
カケアガリについている個体は捕食する気マンマンが多く、居れば勝負がつくのは早い。
そのチャンスを逃さないようにしっかりとルアーをトレースしましょう。
ビワコオオナマズを釣るタックル

【ロッド】
ビワコオオナマズは大型が多いため、ロッドはパワーのあるミディアムヘビーからヘビーアクションのバスロッドがおすすめ。
投げるルアーとのバランスを考えてロッドを選択しましょう。
なお、実際に使用しているロッドは『エクスプライド72MH』
価格、感度、軽さ、使用感、すべて満足のいくお気に入りロッドです。
【リール】
ブラックバス用のベイトリールを使用するのが一般的。
しかし、ビワコオオナマズという大型に挑むため、ドラグ力弱いベイトフィネスモデルなどのベイトリールは向いていません。
最大ドラグ力が5キロ以上あるモデルを使用しましょう。
【ライン】
メインラインはPEラインが主流になってきています。
障害物などを攻めることが多いため、太さは60ポンド以上。
なお、PEラインは擦れに非常に弱いラインなのでリーダーは必ずつけるようにしましょう。
【ライフジャケット】
琵琶湖もしくは琵琶湖水系の河川で釣りをする際にもライフジャケットは必ず装備したいアイテムのひとつです。
ルアーケース入れなどがついているシステマチックなライフジャケットがおすすめです。
【フィッシュグリップ】
ビワコオオナマズの巨体をラインディングするのは一苦労。
魚を傷つけないためにも、自分の身を守るためにも、フィッシュグリップなどのランディングツールは必ず持っておきましょう。
ビワコオオナマズを狙う際の主なルアー
【ビックベイト】

ビワコオオナマズは目が良い魚ではありません。
その為、大きめのルアーの水押しや波動でアピールするのは非常に有効。
【ミノー】

琵琶湖には、ハスやアユなど細身の魚が多く生息しているため、細身のシルエットであるミノーはメインのルアーになるといっても過言ではありません。
【クランクベイト】

話を聞く限りでは一番釣れている実績が高いのがクランクベイト。
ゆっくりとナマズが居るボトムを障害物をかわしながら巻いてこれるのが強み。
ストップ&ゴーで障害物をかわしたり、ボトムノックしながらコツコツと巻いてくるのがおすすめ。
【スピナーベイト】

岩場やアシ際など、根掛かりの多い場所では最強のルアー。
ボトムに着底させてボトムぎりぎりをスローに巻いてくるのがビワナマを狙ったスピナーベイトの使い方です。
【バイブレーション】

比重が高いルアーなので遠投が可能。
広い琵琶湖水系を効率よく探っていくには欠かせないルアーです。
なお、バタバタと激しいアクションに加えてラトル入りのものが多いため、濁りなどが入ってアピール力が普段よりも求められる時にも大活躍です。
ビワコオオナマズが釣れる実績ルアー
残念ながら、実際に私たちはビワコオオナマズを釣ったことがありません。
5回ほど真剣に狙って琵琶湖水系の河川へ行きましたが、釣れたのはブラックバスと普通のナマズだけ。
しかし、一緒に同行させてもらった人達が釣ったのは5回中2回あります。
その2回で実際に使用されていた実績ルアーをご紹介します。
『ジャッカル DOON』
ひたすらスローに巻いて、ボトムの石などの障害物にコンタクトさせて使っていると、激しくひったくるようなアタリがあったと言っていました。
ボトムをスローに巻けて、根掛かりもすくないスピナーベイトはビワナマ狙いに大活躍です。
『ダイワ TDバイブレーション』
琵琶湖の流入河川河口部の比較的大場所で、流心めがけて遠投し、ボトムまで沈めたらレギュラーリトリーブの速さで巻いているとゴツンとあたったらしいです。
琵琶湖という広大なフィールドを効率よく探るには、よく飛んでよく泳ぐバイブレーションは欠かせませんね。
『デプス イヴォーグ』
障害物にあてながらストップ&ゴーをしていると、ストップさせた瞬間にルアーをひったくられたらしいです。
同行者はストップとゴーのアクションをきびきびさせるのがビワナマにもブラックバスにも効果的と豪語していました。
ビワコオオナマズを釣る攻略法

ビワコオオナマズ釣りの基本はボトムです。
その為、ボトムぎりぎりをひけるクランクベイトやバイブレーション、スピナーベイトがメインのルアーとなります。
しかし、ベイトが多かったりするとビワコオオナマズも活性があがり、中層や時には表層のベイトを食う事もあります。
そんな時は、ビックベイト系でアピールをして表層まで誘い出すのも一つの手でです。
ルアーを動かす速さはとにかくゆっくり。
使っているルアーが動くぎりぎりの遅さで巻いてくるのがコツです。
ビワコオオナマズ釣りについて
【キャッチ&リリースを心掛ける】

ビワコオオナマズは琵琶湖に生息する琵琶湖の固有所で、日本国内のナマズでは最大サイズの種類です。
その大きさとどう猛さゆえ、琵琶湖水系の食物連鎖のトップに位置する魚であり、生息数は決して多いとは言えないみたいです。
その為、ファイトを楽しみ、ビワコオオナマズという魚に出会えたあとは、丁寧に魚体を扱い、リリースを前提として楽しみましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊