【ボラを釣る】堤防からボラを釣るウキフカセ釣りをご紹介。
- 2020.10.01
- 魚の種類別釣り方紹介

「なんだ、ボラか…」。
エサ釣りでもルアー釣りでも「お、魚がヒットしたぞ。良く引く魚だ。」と思い、いざ水面に魚を上げるとボラだった時、落胆する人は多いのではないでしょうか。
そうです、ボラは多くの釣り人から外道扱いされ、ネコでさえ食べないと言われている少し可哀そうな魚なんです。
ですが、どんな釣り場でも見かけて非常に身近なうえ、一たび針に掛かればなかなか強い引きでファイトしてくれます。
また、水質の良い場所で釣れるボラは美味しい。
そこで釣りブームが来ている今だからこそ、ボラという魚を見直し、そのボラ釣りに興じても良いのではないでしょうか。
という事で、今回は、堤防からボラを釣るウキフカセ釣りをご紹介します。
ボラを釣るウキフカセ釣り【ボラの魅力】

海釣りをする時の外道は?といえば、多くの釣り人から「ボラ」という回答がもらえると思えます。
日本全国に生息しており、寒い日でも暑い日でもどこでも見かける上、見た目は少し間抜けな顔で、湾奥など水質が汚い所では匂いも強いため、外道とされています。
ですが、ボラはかつて江戸前の美味しい魚として人気であり、今でも水質の良い場所ではよく食べられています。
特に冬場は脂がのっており、九州地方では好んで食べられています。
釣りの対象魚としても、釣り方がいろいろあり、釣りのノウハウを教えてくれる究極のターゲットです。
ボラを釣るウキフカセ釣り【主なフィールド】
「堤防・漁港」

水温が安定している漁港内は、1年中ボラの回遊があります。
ボラは堤防の潮通しの良い場所を基本的に回遊していますが、壁沿いに回遊もしているので、堤防に少し座って水面を見ているとボラを見かけることが多々あります。
足場も良いので、ウキフカセ釣りでボラを狙う場合のメインフィールドになりますね。
「河口」

ボラは汽水域をかなり好む魚です。
その為、淡水と海水がまじりあう河口付近はボラの絶好の回遊ポイント。
大きな群れを見つけることも可能です。
「小磯」

小磯はボラが身を隠す場所が多いため、一定数のストックがあるフィールドです。
特に春先は水温が上がりやすいのボラが好んで居つくポイントです。
ボラを釣るウキフカセ釣り【タックル】

「ロッド」
ボラは実はかなり引きの強い魚です。
それは大型になればなるほど強く、持久力もあるので、やわなロッドではボラにいなされてしまいます。
その為、磯竿の2号のロッドを使うようにしましょう。
「リール」
リールはフカセ釣りの為、レバーブレーキ付きのスピニングリールがおすすめ。
レバードラグ付きのリールを買っておけば、チヌやグレのフカセ釣りにも使えるので、1台あれば便利です。
「ライン」
道糸はナイロンの2号から3号くらいを使います。
風が強い場所などでやる場合は、糸を水中に入れて風の影響を少なくできるようにサスペンドタイプでもOKです。
「投矢ウキ」
小さなあたりでもわかりやすいのが投矢ウキの特徴。
ボラがその場でエサをついばんでも、投矢ウキであればぴくぴくと動くのでアタリを取ることが出来ます。
水深や流れ、潮の速さや風の強さなによってサイズを使い分けます。
「ガン玉」
ウキの調整浮力調整にB~5Bのガン玉を使います。
小分けにされたパックがおすすめです。
「針」
刺さりがよく、軽いチヌ針を使うのがおすすめ。
ボラは小さなエサを好むので、サイズはそのエサに合わせるようにします。
大体は0.5~1号が多用されます。
ボラを釣るウキフカセ釣り【エサ】
「コマセエサ」
コマセは、沖アミブロックとチヌ用の寄せエサを使います。
バッカンの中でしっかりと混ぜ合わせます。
素手でムラなく混ぜると良いコマセエサが生まれます。
「付けエサ」

付けエサはオキアミを使用します。
ボラは小さなエサの方が食い込みが良いので、Sサイズがおすすめ。
タイプはボイルでも生でも良いですが、エサ持ちの良いボイルの方がおすすめです、
ボラを釣るウキフカセ釣り【釣り方】
「ボラのいるタナを狙い撃ち」

ボラは目視しながら釣りが出来る水面や、陸からでは全く見えない底まで釣れるタナは様々です。
目視・コマセエサへの反応・潮の流れからボラのいるタナをいち早く察知して、コマセと付けエサを同調させていけばボラの入れ食いが味わえます。
ただ、目視で見えるボラは全くコマセや付けエサに反応しないときもあるので、見えているからと言って釣れるわけではありません。
あくまでもボラの反応を見てタナを探っていきましょう。
ボラを釣るウキフカセ釣り【裏技エサ】
ボラはいるのに全然付けエサのオキアミを食べてくれない…ということがしばしばあります。
コマセの粉やオキアミの粒は食べているのに、なんで付けエサは食わないの?という時、裏技のエサとなるのが昔ながらのお菓子である「麩菓子」です。
麩菓子を海水に浸して、水分を吸わせて、小さくちぎって針に付けると、ふやけていく麩菓子にボラが食いつきます。
同じ要領で、少し硬めのパンなどでも釣っている方はいますので、少し工夫をしてみると良いです。
ボラを釣るウキフカセ釣り【まとめ】

外道として避けられる「ボラ」。
しかし、そんなボラの事をよく知れば、味も良く、ファイトもパワフルで、釣り方も面白いナイスなターゲットです。
どこでも身近に釣れて、ファミリーフィッシングでも狙える身近な大型魚なので、釣りブームが来た今だからこそ、もう一度ボラを狙ったウキフカセ釣りをしてみるのはどうでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊
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