今回は、船電源と電動リール専用バッテリーの2種に注目して、『船電源と電動リール専用バッテリーどっちが良いのか』を解説していきます。
この記事はこんな人におすすめ!
・電動リールを使う時にどのバッテリーを使えば良いか知りたい
・船電源と専用バッテリーのメリット・デメリットを知りたい
船電源とは?

船電源とは、乗合船など船に備え付けられている電源のことです。
船電源は釣り座の間に等間隔で設置されており、電動リールのケーブルを繋げて電源が取れるようになっています。
1人につき必ず1つの電源があるとは限らないので、周辺の人たちと共有して使用する場合があります。
電動リール専用バッテリーとは?
各釣り具メーカーから発売されている電動リールを使用するためのバッテリー。
シマノやダイワなどが、電動リールを動かすのを目的に作ったバッテリーです。
自分で買って自分で用意するので、自分専用のバッテリーとなります。
船電源|メリットとデメリット

船電源を使うメリット
『バッテリーを準備・持ち運びする必要が無い』
船電源を使うメリットは、バッテリーを自分で準備する必要が無いという点です。
「持ち運びが重い」・「使用前の充電が必要」など面倒なことをしなくても釣りができます。
船電源を使えば、重たいものを持ち運びする必要もなく、充電の心配もいりません。
『バッテリーを買う費用が要らない』
船電源を使用すれば、バッテリーを購入するお金が必要ありません。
電動リール専用のバッテリーは高価なものが多く、ダイワやシマノなどリールメーカーのものは4~5万円くらいします。
船電源を使えばバッテリーを買う必要はないので、その分お金が浮きます。
船電源を使うデメリット
『電動リールの動作が安定しない』
船電源の大きなデメリットは『電動リールの動作が安定しない』という点です。
船電源は基本的に直列配線で、電動リール以外に魚群探知機・照明などに電力を使うため、電動リールへの電源供給が十分にできないことがあります。
※おもに以下のような不具合が生じることがあります…
・『巻き上げの途中でモーターが止まる』
・『巻き上げの力が弱くなる』
・『急に電動巻き上げしない時がある』
・『急に巻き上げの力が弱くる時がある』
最近の電動リールは高機能&ハイパワーになっているため、船電源使用時にこのような症状が出たら、まずは電源の確認をしてみましょう。
『電源を他人と共有する必要がある』
『電源を他人と共有する時がある点』もデメリットです。
これは簡単に言うと『マクドナルドにあるコンセントを他人と共有し、充電しながらスマホを触る』という様な感覚。
自分がスマホを充電しているのに、他人が動く事によってコンセントが外れたとなれば嫌な気分になりますね。
人の多い乗合船では、「魚とのやり取り中に他人のせいで電源ケーブルが外れて巻き上げが止まった‥」というトラブルも聞きます。
電動リール専用バッテリー|メリット・デメリット
電動リール専用バッテリーを使うメリット
『電動リールの動作が安定する』
電動リール専用バッテリーを使うメリット は、『電動リールの動作が安定する点』です。
電動リール専用のバッテリーを使えば、電力は自分だけで使えるため、電動リールの動作は安定します。
電動リールの動作を心配する事なく、安心して釣りができるのが大きなメリットです。

最近の電動リールは巻き上げのパワーが強く、いろいろな機能が付いているため多くの電力を使います。
『自分専用のバッテリー』
自分で用意した電動リール専用のバッテリーは、自分専用のバッテリーです。
他人に気を使うことなくガンガン使えるので、快適な船釣りをしたい方には大きなメリットです。
電動リール専用バッテリーを使うデメリット
『自分で準備・持ち運びするのが面倒』
バッテリーを釣り場で使う前には、必ず『バッテリーを充電』しないといけません。
釣行当日になって「充電し忘れていた…」となればバッテリーを持って行っても意味がありません。
使う前の準備・充電、そして持ち運びという手間はかかります。
『購入価格が高い』
既にご紹介をした通り、電動リール専用のバッテリーは高額です。
例えば、ダイワやシマノのバッテリーであれば実売価格約5万円前後。
その他、汎用のメーカー品でも1万円~数万円します。



船電源は無料・専用バッテリーは数万円必要となると、少し考えてしまうのも仕方ありません
船電源と専用バッテリーどっちが良い?|まとめ
ここまで、船電源と電動リール専用バッテリーのメリット・デメリットをご紹介しましたが、やはりおすすめは『電動リール専用バッテリー』です。
理由は、『船釣りを快適に安心して楽しめるから』です。



せっかくお金と時間をかけて船に乗ったのに、電動リールが動かなくて釣りができなかった‥



やっと魚が掛かったのに、電動リールが巻き上げしなかった!
となると、せっかくの釣行が台無しです。
船電源が悪いとは言いませんが、安心して釣りを楽しむのであれば『電動リール専用バッテリー』を使うことをおすすめします。