今回は大切な竿が固着してしまった時に試せる3つの外し方をご紹介。
竿は釣りが終わって片づけをする時や、自宅での手入れ中なんかに急に固着してしまうことがあります。
そんな時に役立つ方法なので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事はこんな人におすすめ!
・竿が固着して困っている
・固着した竿の外し方を知りたい
竿が固着すると大変…
竿が固着とは、2本を1本に継いだ竿が外れず、車に乗せれなかったり、振出し竿が仕舞えなかったりとすごく不便な状態。
最悪の場合、釣り場から家に持って帰れないという事にもなります。
できることなら竿の固着は避けたいものです。
竿が固着する原因
なぜ竿が固着するのでしょうか?
その理由はいくつかあります…
・竿の継ぎ目に砂などの異物が噛んでいる
・竿の継ぎ目に水分が入りこんだ
・必要以上の力で強く継いでしまった
・竿が膨張して外れなくなった
このように、防げた理由もありますが、防げない理由もあります。
このことから、竿を継ぐときは、水分や汚れを落として、適度な力で継ぐことが大切だとわかります。
竿が固着した時に試せる3つの外し方
では、竿が固着して外せなくなったとき、自分で試せる3つの方法をご紹介します。
・ねじりながら外す
・弓を引くように外す
・固着部分を冷やす
【ねじりながら外す】
竿が固着したときの一番基本的な方法ですが、手と竿が滑らないように、ゴム手袋などをして、竿をねじりながら引っ張りましょう。
浅い固着であればこの方法で外れます。
ゴム手袋がなければ、滑り止めになりそうなものを手に巻いて試すのがおすすめです。
【弓を引くように外す】
2つ目の方法は、まるで弓を撃つように竿を持ち、固着を外す方法です。
竿の固着はまっすぐに継ぎ目部分を引っ張るのが一番。
この弓を撃つ姿勢は、まっすぐと竿の継ぎ目を外すことができるうえ、自分の腕の外向きの力を使えるので大きな力が伝わります。
ねじりながら外せなかったとき、この弓を引くように外す方法を試せば、ほとんどの固着は外せます。
【固着部分を冷やす】
自分の力で外すことができなければ、素材を収縮させて固着を外しましょう。
方法は簡単で、固着部分を氷で冷やすだけ。
氷で冷やすことにより、竿の素材であるカーボンなどは少し縮みます。
竿の素材が縮めば、竿も少し継ぎ目から抜きやすくなるので、あとは自分の力で引き抜くだけです。
竿が固着した時にやってはいけない外し方
・狭い場所で固着外しをする
・ガイドを持ちながら竿を引っ張る
・竿尻を地面にたたきつけながら外す
【狭い場所で固着外しをする】
狭い場所で竿の固着外しをすると、勢いよく固着が外れたとき、壁などの障害物に竿が当たり、折れや破損につながります。
力を入れて固着を外すときは、広い場所で行うことをおすすめします。
【ガイドを持ちながら竿を引っ張る】
ガイドを持ちながら固着を外そうとして竿を引っ張ると、ガイドが曲がってしまいます。
ガイドを持ちながら外すと力が入りやすくなりますが、ガイドが曲がるので絶対にやめましょう。
【竿尻を地面にたたきつけながら外す】
振り出し竿が固着した時に、竿尻を地面にたたきつけながら固着を外そうとする人がいます。
しかし、この動きは竿の折れや破損につながるので絶対にやめましょう。
それでも外れなければ釣り具店に相談
今回の方法を試してみて、それでも固着が外れなければ、近くの釣具店に相談するのが一番です。
釣具店であれば、固着外し機があるかもしれませんし、メーカーへ送るなどの適切な対応をしてくれるはずです。