今回は大切な竿が固着してしまった時に試せる3つの外し方をご紹介。
竿を固着させようなんて人はいないと思いますが、釣りが終わって片づけをする時や、自宅での手入れ中なんかに急に固着してしまうこともあります。
そんな時に役立つ方法なので知っていて損はないと思います。
竿が固着すると大変…

竿が固着…それは経験のない方にはあまり想像できないかもしれませんが、かなり不便です。
最悪釣り場から家に持って帰れないという事もあります。
例えば、2本継ぎで長さ3mほどのルアーロッドがあったとします。
釣りが終わって継ぎ目を外せば仕舞寸法1.5mほどになり、難なく持って帰れますが、固着して継ぎ目が外れず、3mから短くならなくなるとどうでしょう。
車に乗せれない…持って帰れない…なんてことになります。
それが3m以上の投げ竿や磯竿ならもっと大変です。
たかが固着、されど固着、出来ることなら竿の固着は避けたいものです。
竿が固着する原因
では、なぜ竿が固着するのでしょうか。
その理由は以下のように様々あります。
・継ぎ目に砂や異物が噛んでしまっている
・水分が継ぎ目に入り込んだ
・必要以上の力で強く継いでしまった
・竿が膨張して外れなくなった
このように、防げた理由もありますが、どうしようもない理由もあります。
竿を継ぐときは、水分や汚れは落として、適度な力で継ぐことが固着防止に最適な策といえます。
竿が固着した時に試せる3つの外し方
では、固着してしまった時、自分で試せる3つのことをご紹介します。
【ねじりながら外す】

これは基本的な方法ですが、手と竿が滑らないように、ゴム手袋などをして、竿をねじりながら引っ張ってみましょう。
浅い固着であればこの方法で外れます。
ゴム手袋がなければ、滑り止めになりそうなロッドベルトなどで試してみます。
【弓を引くように外す】

次は、まるで弓を撃つように竿を持ち、固着を外す方法です。
竿の固着はまっすぐに継ぎ目部分を引っ張るのが一番。
この弓を撃つ姿勢は、まっすぐと竿の継ぎ目を外そうとできますし、自分の腕の外向きの力を存分に使えるので結構な力が使えます。
ねじりながら外せなかったとき、この弓を引くように外す方法を試せば、ほとんどの固着は外せました。
【固着部分を冷やす】

自分の力で外すことができなければ、次の素材を収縮させて固着外しに挑みましょう。
方法は簡単。
固着部分を氷で冷やすだけです。
氷で冷やすことにより、竿の素材であるカーボンなどは少し縮みます。
縮めば、竿も少し継ぎ目から抜きやすくなるので、あとは自分の力で引き抜くだけです。
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竿が固着した時にやってはいけない外し方

【狭い部屋の中で固着外しをする】
狭い部屋の中で長い竿の固着外しをすると、勢いよく固着が外れたとき、部屋の壁に勢いよく竿が当たり、折れや破損につながります。
【ガイドを持ちながら竿を引っ張る】
ガイドを持ちながら固着を外そうとして竿を引っ張ると、ガイドが曲がってしまいます。
ガイドを持ちながら外すと力が入りやすくなりますが、ガイドが曲がるので絶対にやめましょう。
【竿尻を地面にたたきつけながら外す】
振り出し竿が固着した時に、竿尻を地面にたたきつけながら固着を外そうとする人がいますが、竿の折れや破損につながるので絶対にやめましょう。
それでも外れなければ釣り具店に相談

今回の方法を試してみて、それでも固着が外れなければ、よく行く釣具店や最寄りの釣具店に相談するのが良いです。
もしかしたらその釣具店に固着外し機があるかもしれませんし、メーカーへ送るなどの適切な対応を教えてくれるはずです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊