釣りのフィールドについて知ろう!「磯編」

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磯は岩礁帯と潮の流れにより、魚のエサとなるものが豊富に育まれ、その複雑な形が魚の棲み処となり、多くの魚が集まるパラダイスです。

釣り人にとってみれば、磯は足場が悪くて避けられがちな場所ですが、磯の特徴を理解すれば、釣り人にとってもパラダイスの様な場所です。
ここでは、磯とは?という所から、磯で魚を釣るコツまでご紹介します。

目次

磯とは?

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磯とは、海岸線に自然と形成された岩場のことを言います。
磯の海底は、砂地と岩盤で形成されており、その付近には海藻が生えています。

そんな岩盤の周囲には、プランクトンや虫、貝類、甲殻類などが生息しており、魚に取ってエサの宝庫となっています。
この事から、磯は多くの魚が集まる楽園なのです。

磯は大きく分けて2種類ある

「地磯」

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地磯は、字の通り陸続きの場所にある磯の事をいいます。
手軽に行ける地磯から、崖を降りていく地磯など多くの地磯がありますが、地磯の中でも、比較的なだらかな地形の磯を小磯と呼び、起伏が激しく荒々しい磯を荒磯と呼びます。

「沖磯」

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出典:サンライン

沖磯は、陸から離れた沖にある磯の事を言います。
沖磯へは、渡船で渡るのが一般的。
その地方によっては、人気過ぎてなかなか上がれない沖磯もあるくらいです。

 磯で魚を釣るポイント

EPSON MFP image

【地形の変化】

ワンドや磯の先端である鼻、ハナレ岩の周辺は、潮流の変化が起こりやすいポイント。
地形の変化は目に見える部分だけでなく、海底も複雑になっている事が多いので、地形の変化は外せないポイントです。

【沈み根】

海中に黒く見える海底に沈む岩盤が沈み根です。
沈み根の周囲には海藻や貝など、魚のエサや隠れ処となる場所が多く、色々な魚が着くポイントです。

【サラシ】

波同士がぶつかり合ったり、波が磯に当たって、砕けた波が気泡を伴って流れていくのがサラシ。
見た目は海中が泡まみれになるのでわかりやすいポイント。
サラシが起きている場所は、海底に何かしらの変化があったりするのでチェックしたいポイントです。

【潮の流れ】

潮通しの良い磯であれば、潮の流れもチェックしたいポイントです。
磯は地形の変化が複雑なため。潮の流れもそれに伴って変わります。
そんな違った流れ同士がぶつかる潮目はプランクトンや小魚が溜まりやすくなるので、魚の絶好の着き場となります。

磯で釣れる主な魚

【グレ】

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出典:ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑

磯の上物と言えばグレ。
冬の磯場では絶大な人気を誇るターゲットです。

【チヌ】

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グレと並んで、磯場で人気の上物がチヌです。

【イシダイ】

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出典:ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑

磯の底物と言えばイシダイ。
暖流が当たる地域では超人気のターゲットです。

【根魚】

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複雑な地形の磯場は、カサゴやハタなどの根魚が隠れるポイントが多数。
もちろん多くの根魚が生息しています。

【青物】

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小魚が多く集まり、潮の流れが複雑な磯場は青物の回遊も期待できます。
ハマチやブリの他、地域によってはカンパチやヒラマサなども狙えます。

【シーバス】

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磯場ではシーバスも狙えます。
一部の磯では荒磯の王者ヒラスズキが狙えるほか、ヒラスズキが生息していない場所でも大型のマルスズキが狙えます。

【マダイ】

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水深の深い磯ではマダイも狙えます。
マダイは小魚なども追い回す立派なフィッシュイーターなので、メタルジグやミノーなどのルアーにも果敢にアタックしてきます。

磯で釣りをする際の注意点

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「磯は危険がいっぱい」

自然に作られた岩場をそのまま使う磯の釣りでは、人工的に作られた堤防や漁港に比べると多くの危険が伴います。

まず初めに、岩場なので足場が不安定であり、滑って横転や最悪の場合は落水などの危険があります。
また、波が目の前まで迫ってくるため、波にさらわれたり、波しぶきにより、全身ずぶ濡れなどの可能性も高いです。

このことから、ライフジャケットと滑りにくい靴(スパイクブーツ等)の着用は必須であり、それに加えて、釣行日当日の天候確認も必須です。

天候的に危ないと感じれば釣りはいかずに、天候的に問題なくても、準備は万端で行く必要があります。


釣りのフィールドについて知ろう!「磯編」まとめ

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磯は、人工的に整備された堤防などに比べると、足場が悪い他に危険は多いですが、魚影の濃さはどのフィールドよりもピカイチ!
自然に作られた釣り場で、魚とのやり取りだけでなく、自然全てを感じながら釣りが出来る最高のフィールドです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊

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