釣りのフィールドについて知ろう!「湾奥編」

  • URLをコピーしました!

湾奥というと海の玄関口として栄えており、その周辺には都市が形成されています。

そんな湾奥の海岸線は、ほとんどが護岸などで埋立されており、自然の状態を残している場所はありません。

人間による排水問題やゴミ問題など、多くの環境問題がある湾奥ですが、意外と多くの魚が生息しており、身近に釣りが出来るフィールドです。

目次

湾奥とは?

f:id:keeemura:20210115124028p:image

そもそも湾奥とは、外洋に面しておらず、内湾の更に奥の部分を言います。

日本では、東京湾奥や大阪湾奥などが有名ですが、遠浅で流入河川の多い湾奥は、河口域にある干潟が稚魚の育成の場として重要な役割を果たしています。

湾奥は魚の宝庫だった?

f:id:keeemura:20210115124150j:image

かつて、湾奥の海でも、その遠浅の地形がアサリやハマグリ・クルマエビ・その他豊富な魚介類を育んでいました。

しかし、その周辺都市が発達するにつれ、工場建設や人口増加による埋立や、水質汚染により、湾奥にすむ多くの魚介類は数を減らしてしまいました。

それでも、湾奥にはまだ多くの魚種が生息しており、ビルや工場が立ち並ぶ様な場所でも色々な魚が釣れるので、いまだ多くの釣り人を魅了しています。

湾奥で釣りをする魅力

f:id:keeemura:20210120121838j:image
出典:工場夜景


『いつも見ている景色の中で魚と遊べる』

多くの人が都市部で生活を送っていますが、そのような人にとって、一番身近な海であるのが湾奥です。

いつも見ている何気ない海が、実は多くの魚が棲むフィールドなんです。


『手軽に行ける』

湾奥で釣りをする魅力の中で外せないのがその『手軽さ』です。

都市部には多くの人々が住んでいる為、もちろん釣り具屋も多くあります。

釣具屋に行けば、季節ごとに釣れている魚やポイントがしれますし、わざわざ遠くのフィールドに足を運ぶ必要もありません。

仕事終わりにちょこっと釣りへ…何てことも出来るのが湾奥の魅力です。

『魚が着く場所が多い』

3つ目の魅力は、魚の着き場所が多い事です。

湾奥というと、車や人が通る橋があったり、街灯があったり、水門があったりと多くの人工物があります。

そんな人工物、実は魚の絶好の隠れ処や着き場になっているのです。

湾奥で釣れる主な魚

『シーバス』

f:id:keeemura:20210115124239j:image

シーバスは湾奥で大人気の魚。

湾奥で狙える一番の大物の一つです。

『チヌ』

f:id:keeemura:20210115124258j:image

チヌもシーバスと並ぶ湾奥で大人気の魚。

釣り方も様々でゲーム性の高い魚です。

『ハゼ』

f:id:keeemura:20210120121931j:image

湾奥でも底が砂地であればハゼが狙えます。

特に東京湾奥の江戸前ハゼなどは有名ですが、各地の湾奥で狙う事ができます。

虫餌を付けたちょい投げ釣りやノベ竿で狙うのが一般的。

『アナゴ』

f:id:keeemura:20210120122051j:image

アナゴも湾奥で狙える魚の1種。

釣り方はぶっこみ釣りが一般的。

『根魚』

f:id:keeemura:20210120122127j:image

湾奥の護岸際などではカサゴなどの根魚も狙えます。

実際に私は、大阪湾奥の護岸際で30センチ越えのキジハタやカサゴなど多くの根魚を釣りました。

『サヨリ』

f:id:keeemura:20210120123135j:image
出典:ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑

サヨリも湾奥で狙えます。

サヨリに関しては、回遊してきた時によりますが、釣り具屋などの情報にアンテナを張っていれば、回遊してきた時に合わせて釣りに行けます。

『アジ』

f:id:keeemura:20210120122158j:image

アジも湾奥で釣れる魚の一つ。

居着きと回遊の2種類いますが、アジングなどのルアーで狙うのが大人気な魚です。

『回遊魚』

f:id:keeemura:20210120122222j:image

イワシ等の小魚が大量に湾奥に入ってきた時には、ハマチなどの回遊魚も狙えます。

実際にこんな都市部の運河でハマチが釣れるの?といった経験もあります。

ただし、小魚が湾奥に入ってきた時のみです。(笑)

湾奥で狙うべきポイント

『護岸きわ』

f:id:keeemura:20210120122253j:image

湾奥でも、一番のストラクチャーは護岸きわです。

シーバスは護岸きわを回遊したり、チヌは護岸きわに付いている貝類を食べたり、根魚は護岸きわのえぐれなどに着いたりします。

まずは足元から探るのが鉄板です。

『橋脚』

f:id:keeemura:20210120122606j:image

湾奥には人や車・電車が行きかう多くの橋がありますが、その橋を支えている橋脚は絶好のポイントです。

橋脚には基礎となる石が積まれていたり、橋脚自体で流れが変わっていたりする為、魚が着きやすい場所となります。

『消波ブロック』

f:id:keeemura:20210120122505p:image

湾奥にも消波ブロックが積まれているような場所がありますが、そこは絶好の釣りポイント。

消波ブロックには根魚などが隠れており、その他エビやカニなどの生物も多く棲んでいます。

そのような小生物を求めて、チヌやシーバスなどの大型魚も寄って来るので外せないポイントです。

『常夜灯の明暗』

f:id:keeemura:20210120122716j:image

夜になれば、周りを照らす常夜灯付近も絶好のポイント。

常夜灯の明かりに寄って来た小魚や小生物を捕食するために多くの魚が寄ってきます。

『水門』

f:id:keeemura:20210120122754j:image

湾奥には水の流れを制御するための水門があります。

そのような変化は魚の着き場となります。
 

湾奥で釣りをする時の注意点

f:id:keeemura:20210120123022p:image

湾奥は日常生活の場でもあるので、釣り人だけの場所ではありません。

色んな人が行きかう場所でもあるので、いつも以上に注意が必要です。

『周辺の迷惑にはならないようにする』

湾奥の海岸線は、釣り人だけでなく、散歩をしている人やランニングをしている人など様々な人がいます。

また、海岸線近くに住宅街がある事も少なくありません。

その為、大声を出したり、路上駐車をしたりするのは厳禁です。
 

『釣り禁止の場所では絶対にしない』

湾奥は工場などが立ち並んでいたりする為、もちろん立ち入り禁止の場所や釣り禁止の場所があります。

そのような場所ではしっかりとルールを守るようにしないと、釣り禁止の場所を増やしてしまうばかりですので、注意が必要です。

湾奥は身近な魚の宝庫

f:id:keeemura:20210120122917j:image

都市部に住んでいる人にとって、一番身近な海である湾奥。

そんな湾奥は、環境問題を多く抱えている事実はありますが、そんな中でも様々な魚が棲んでおり、釣り場としても成り立ちます。

湾奥は人々にとって一番身近な魚の宝庫ではないでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次