今回お話しする「堤防」は、釣り場として足場が良く、多くの魚が狙えることから人気の釣りフィールドです。
そこで今回は、「堤防」というフィールドを詳しく知り、いろんな魚が釣れるようになるため、解説していきます。
この記事はこんな人におすすめ!
・堤防での釣りを詳しく知りたい
・堤防で釣れる魚を知りたい
堤防とは?
堤防とは、漁港や港湾部を高波などの自然災害から守るために作られた壁のことをいいます。
日本全国どこでもありますが、堤防は足場も良く、魚も棲み処にするので、釣り人にとっては最高の釣りフィールドであり、初心者からベテランまで多くの人が堤防から釣りをします。
堤防の構造を知ることが釣果につながる
日本全国どこでも見かける堤防ですが、海にコンクリートを沈めているだけではありません。
さまざまな構造があり、その構造によっては釣り方や狙える魚も変わります。
では、どのような構造になっているのでしょうか。
『堤防の構造』
堤防の構造について、詳しく話すと釣りの話ではなくなるため、ここでは3つの重要なポイントを説明します。
堤防は足元に魚が多い
堤防の周りには、堤防の基礎となる石などがあり、その石の周りに魚が多く生息しています。
魚を釣る時は、どうしても沖に目が行きがちですが、まずは足元から釣っていくのがおすすめです。
・足元が空洞になっている堤防がある
堤防の種類によっては、足元に穴があいている堤防もあります。
その空洞部分に流れができるため、魚が回遊しやすくなります。
このように、堤防の特徴を理解することで、どんな魚が釣れるか・どんな釣り方が有効かの予想が立てやすくなり、魚が釣れる確率がアップするため、もっと釣りを楽しむことができます。
堤防で狙うべきポイント
『堤防のきわ』
堤防では、まず壁のキワを確認するのがおすすめ。
堤防の壁きわをそっと覗くと、一見何もなように見えますが、実は貝が付いていたり、壁がえぐれていたりして、魚が着く要素がたくさんあります。
『消波ブロック』
堤防には消波ブロックが積まれている場所があります。
消波ブロックと言えば、多くの生き物の隠れる場所となっており、もちろん魚も消波ブロック周辺に着いています。
安全に十分気を付けながら探ってみましょう。
『堤防の先端』
堤防の先端部分は、潮通しが良いため、大物が回遊してくるチャンスもある一級のポイントです。
その分、釣り人も多くなりますが、もし先端部分が空いていれば大物を釣るチャンスです。
『常夜灯周り』
堤防は夜になると常夜灯が点くところがあります。
その常夜灯周りは、魚のエサとなる小生物が光に集まるため、良い釣りポイントになります。
特にアジ・メバル・シーバスなどを狙うときには、常夜灯周りがおすすめです。
堤防で釣れる主な魚
『チヌ』
チヌは、日本全国の堤防で見かける人気の魚。
堤防の壁きわについている貝やエビなどを食べるために堤防付近を回遊しています。
なお、堤防付近で回遊しているチヌを狙うなら、パワークラブを落とすだけでチヌが釣れる「パワークラブの落とし込み釣り」がおすすめです。
なお、こちら↓の記事で「パワークラブの落とし込み釣り」について詳しく解説しているので、チヌを釣りたい方はご覧ください。
『シーバス』
堤防から釣れる最大サイズの大物がシーバスです。
堤防付近にいる小魚やエビなどを食べるため回遊しています。
なお、堤防からシーバスを狙うなら、釣れる確率が高いエビ撒き釣りがおすすめ。
エビ撒き釣りの釣り方は、↓こちらの記事で詳しく解説しているのでご覧ください。
『青物』
堤防から狙える最大サイズの魚で、一番の人気ターゲットがハマチ・ブリなどの青物です。
引きが強く食べても美味しいため、多くの釣り人が堤防から青物を狙っています。
釣り方は、ルアーを使ったライトショアジギングが大人気。
なお、どんなルアーを使えば良いかわからない方は、↓こちらの記事で青物狙いのおすすめルアーを7つご紹介してるのでご覧ください。
『キス』
釣りをする堤防付近が砂地であれば、チョイ投げ釣りでキスが狙えます。
初心者の方でも簡単に釣ることができて、食べても美味しい魚なので人気ターゲット。
なお、↓こちらの記事で、キスを釣るちょい投げ釣りをわかりやすく解説しているので、確認して狙ってみてください。
『根魚』
堤防付近で隠れている魚が根魚です。
根魚は、1年中釣れるありがたいターゲットで、食べても美味しく、釣るのも楽しい魚。
なお、狙うポイントや使うルアーを間違わなければ、初心者の方でも釣ることができます。
根魚の狙い方・ポイント・おすすめルアーは、↓こちらの記事で紹介しているので、根魚狙いの方はご覧ください。
『イカ』
潮通しが良い堤防であれば、アオリイカやコウイカなどのイカが狙えます。
釣り方は少し難しいですが、「泳がせ釣り」で狙えば初心者の方でも釣れる確率があがります。
なお、「泳がせ釣り」は↓こちらの記事で詳しく解説しているので、堤防からイカを釣りたい方はご覧ください。
堤防で釣果をあげるには?
『潮の動きとエサに注目』
潮をの動きに大きな変化が起きる「満潮」「干潮」前後の時間帯は、魚のエサとなる小魚やエビ類の動きも活発になるので、魚が釣れやすくなります。
また、潮位の変化は魚の活性に関わるだけでなく、狙うポイントが浅くなったり深くなったりするので、予め潮位を考えて釣りに行くのをおすすめします。
堤防に釣りに行こう!
堤防は身近な上に多くの魚が生息する最高のフィールドです。
マナーを守って堤防に出かけましょう。