アナゴと聞けば天ぷらやアナゴ丼など美味しい料理が思いつく魚ですが、そんなアナゴは意外と身近な場所で簡単に釣れるんです。
しかも、ポイント選びや釣り方などをしっかりと確認すれば釣れる確率はほぼ100%に近づけます。
釣り方やポイント選びは特に難しいことはなく、すごくシンプルですので、アナゴを釣りたいという方は是非ご覧ください。
【アナゴのぶっこみ釣り】の魅力

今回狙うアナゴは基本的に夜行性の魚です。
日暮れから夜にかけて、どこにでもある堤防や漁港で簡単なぶっこみ釣り仕掛けを使って狙う事ができます。
その簡単さゆえに初心者やファミリーでも気軽に楽しむことが出来るのが大きな魅力であり、アナゴが食いに来たアタリを見ながら、合わせるタイミングを見計らってフッキングするというドキドキ感も味わえます。
そして、なにより食べて美味しいという、釣る楽しみと食べる楽しみを味わえるのがアナゴのぶっこみ釣りの魅力です。
【アナゴのぶっこみ釣り】で釣果が期待できるフィールド
『底質がゴロタ場の漁港』
アナゴを釣りたいと思った時、まずは漁港や堤防という身近なフィールドでOKです。
しかし、フィールド選びでもう一点確認したい点があります。
それが「その漁港や堤防の底質が、ゴロタや敷石など、アナゴが身を隠せるような場所であるか」です。
アナゴは日中、岩場の隙間や、穴などに身を潜めて休んでいます。
そして夜になればエサを探して動き回ります。
その為、日中アナゴが身を隠しているような場所で、ぶっこみ釣りをするのが非常に大切です。
ちなみに私の経験では、底が砂地のアナゴが身を隠す場所が無い場所では、一切釣れたことはありません。
フィールド選びはアナゴ釣りにおいて非常に重要です。
【アナゴのぶっこみ釣り】のベストシーズン
地域差もありますが、アナゴは基本的に1年中釣れる魚ですが、一番よく釣れるシーズンは晩春から秋にかけてです。
特に夏前後が一番釣果が期待できますので、アナゴをぶっこみ釣りで狙う場合は7.8.9月くらいがベストです。
ただ、5.6.10.11月くらいまではしっかりと釣果が見込めますので、夏前後じゃないからあきらめるという事はせず、春から秋までにアナゴ釣りに出かけましょう。
【アナゴのぶっこみ釣り】のタックル
『ロッド』
アナゴのぶっこみ釣りでは、専用ロッドをを用意する必要はありません。
エギングロッドやシーバスロッド・バスロッドなどがあればそれを代用すればOKです。
私たちは、短いので岸際を探りやすく、柔らかいのでアタリを取りやすい『鱒レンジャー』を使っています。
柔らかいので、アナゴを掛けてもファイトが楽しい、そんなロッドです。
『リール』
アナゴのぶっこみ釣りに高性能なリールはいりません。
すでに持っているような小型スピニングリールで十分です。
これから購入を考えている方には、この『ダイワ レブロス』がおすすめ。
正直、この性能でこの価格は破格ではないかと思うくらいです。
『ライン』
ラインはPE、ナイロン、フロロ、どれでも良いです。
ただ、太さはPEの場合0.8号くらい、ナイロンやフロロだと12lbくらいは用意しておいたほうが良いです。
また、PEを使う際は、リーダーを必ずつけましょう。
【アナゴのぶっこみ釣り】の仕掛けとエサ
【仕掛け】
アナゴのぶっこみ釣りの仕掛けは至ってシンプル。
ブラクリ仕掛けを付けるだけです。
ロッドやリールは、8フィート前後のシーバスやエギング、もしくはバスタックルなどの代用でOK。
なお、私たちは自作のブラクリ仕掛けを使っています。
【エサ】
アナゴのぶっこみ釣りをする際、エサはどれが釣れるのかを実際に色々試した結果、この6つのエサで良い釣果を得ることができました。
「キビナゴ」
キビナゴをつける場合は、一匹付けでもOKですが、針係が悪くなるので、真ん中で切って使うのがおすすめ。
アナゴの食いつきはかなり良いので、必ず持って行きたいエサの一つです。
「イカの切り身」
アナゴはイカの切り身でも釣れます。
特にエサ取りなどの活性が高く、キビナゴなどではエサだけ取られてアナゴが釣れない…という時に万能なのがイカの切り身です。
針持ちが非常によいのが特徴。
また、今までの経験上、大型のアナゴはイカの切り身を好むように感じます。
「サバの切り身」
スーパーなどに売っているサバの切り身でアナゴは釣れます。
入手が容易であり、近くに釣り具屋が無い場合でも、スーパーさえあれば手に入るのでかなり重宝します。
一口サイズに短冊状に切って使うと食い込みも良くなります。
「イワシのぶつ切り」
スーパーに売っているイワシもアナゴの良いエサです。
キビナゴと変わらないくらい食い込みも良く、入手も容易です。
大きい場合はぶつ切りや短冊切りにして使います。
「ハタハタのぶつ切り」
ハタハタでもアナゴはよく釣れました。
イワシやきびなごがスーパーに売っていない。
けど、ハタハタはある!という時はハタハタでOKです。
「サンマの切り身」
サンマの切り身は定番のエサですが、アナゴもよく釣れます。
【アナゴのぶっこみ釣り】のポイント
アナゴをぶっこみ釣りで狙う場合、このポイント選びはかなり重要になってきますので、しっかりと確認する必要があります。
『漁港や堤防の際の底(ゴロタ質に限る)』

アナゴは身近な漁港や堤防で釣れる魚です。
しかし、アナゴがよく釣れる場所には、ある条件があります。
それが底の質が岩や敷石、ゴロタなど、アナゴの隠れ家となる場所が多い場所に限るという事です。
一面砂地のポイントではアナゴは隠れることが出来ないため、生息数が少なく、釣るのも困難になってきます。
ですが、底に隠れる場所が多いポイントですと生息数も多いので簡単に釣ることが出来るんです。
【アナゴのぶっこみ釣り】の釣り方

アナゴのぶっこみ釣りの釣り方はすごくシンプル。
『ブラクリ仕掛けに一口大に切ったエサを付けて、岸際に沈めるだけ』です。
後は、じっとアタリを待ちつつ、アタリがあればしっかり食い込ませて合わせるだけです。
難しいテクニックなどは必要ありません。
なお、ボトムから1-3cmほど仕掛けを浮かせておくと 根掛かりせず、快適に釣りができます。
【アナゴのぶっこみ釣り】のワンポイントアドバイス
「とにかく底質がゴロゴロしている場所が絶対におすすめ」

ここでワンポイントアドバイスというか、何度もお伝えしていますが「とにかく底質がゴロゴロしている場所が絶対におすすめ」ということです。
アナゴを釣るのであれば、この「底質がゴロゴロ」している場所というのは必須条件です。
この釣りはポイント選びで釣果が9割決まります。
のんびりと【アナゴのぶっこみ釣り】を楽しもう!

アナゴのぶっこみ釣りは、ポイント選びさえ間違えなければ、あとはシンプルな釣り方をするだけで、釣果は100%に近づけます。
夜の堤防でのんびりと海を眺めながらするアナゴのぶっこみ釣りも楽しいものです。
ファミリーフィッシングや子供連れでも十分に楽しめるおすすめの釣り方です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました