【車中泊用】寝袋の選び方とおすすめ寝袋のご紹介|寝袋で快適な車中泊を~

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車中泊をする時に、必需品といっても良いのが寝袋です。

寝袋一つで冬でも快眠ができたり、睡眠の質も変わります。

ですが、寝袋にも夏用や冬用・形や大きさなどさまざまな種類があり、どれを買えば良いかわかりません。

そんな疑問を実際に数種類の寝袋を使用して、100泊以上車中泊をしてきた私たちが【自分に合った寝袋の選び方とおすすめの寝袋】をご紹介します。

目次

車中泊で使う寝袋を選ぶ3つ時のポイント

ここでは車中泊用の寝袋を選ぶ際に大事な3つのポイントをご紹介。

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寝袋にもいろいろ種類があるけど、どれを買えばいいの?使い勝手が良い寝袋はどれ?寒い寝袋はいや、などの不安を解消していきましょう。

車中泊用寝袋を選ぶポイント1.寝袋の形を選ぶ【マミー型】【封筒型】

寝袋には、【マミー型】【封筒型】の2種類の形があります。
では、どちらの形が良いか、大手キャンプ用品店の方に聞いた+実際に使ってわかった、それぞれの『メリット』『デメリット』を見ていきます。

【マミー型】

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ミイラのような形で、暖かさと収納時のコンパクトさ重視の方におすすめ。

メリット① 封筒型より暖かい

マミー型は、封筒型より寝袋自体が体にフィットして、保温性が高いため、封筒型より暖かいです。
実際にマミー型の寝袋に入ってみると、暖かく感じるスピードが速かったです。
ミノムシのような形になり、空気の逃げ道がふさがれるので、保温性が高くなり暖かくなるのでしょう。

メリット② 封筒型よりコンパクトに畳める

マミー型の寝袋はスリムです。
その為、畳んだ時もかなりコンパクトに収まります。
だいたい封筒型の寝袋より、20%くらいコンパクトです。

デメリット①かなり窮屈で寝袋内で寝返りがうてず、寝心地は悪い

マミー型の最大の欠点は、寝心地の悪さです。
実際に入ってみましたが、まるで全身をぐるぐる巻きにされたかのような気分になりました(笑)
寝る時は体を自由に動かせたいという方には少し辛いかもしれません。

デメリット②封筒型より少し割高

恐らく、単純な形ではないので、加工や裁縫が難しく、その分高いのではないかと思いますが、封筒型に比べて、割高なものが多いです。

【封筒型】

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封筒の様に長方形で、より良い寝心地を求める人におすすめ。

メリット① マミー型より寝袋内部がゆったりしているので、寝心地が良い。

封筒型はその名の通り、長方形であり封筒の形をしており、中に人が入っても、比較的ゆったりしており、マミー型に比べると寝心地が段違いです。

メリット② ジッパーにより寝袋の開け閉めが可能なので、使用用途が多い

封筒型の寝袋には、サイドにジッパーがついている種類が大変多く、そのジッパーを開けると大きな一枚の布団になります。
大きな一枚の掛布団や敷布団、キャンプをした時にテント内でのマットなんかにもなるので使用用途が多く便利です。

メリット③ マミー型より安い

封筒型は、マミー型に比べ安価です。
素材やメーカーにもよりますが、加工のしやすさにも価格の影響があるらしい。
価格の安さは封筒型のメリットです。

デメリット① マミー型に比べると保温力は劣る

封筒型のメリットである【ゆったり感】。
この【ゆったり感】がある為、当然空気の入り道も大きくなります。
その為、せっかく寝袋内で温まった空気がその通り道から逃げてしまうという事があります。
このことから、密着したマミー型よりは保温力は劣ります。

デメリット② 畳んだ時にマミー型より大きくなる

これまた封筒型の【ゆったり感】からくるデメリットですが、封筒型はゆったり入れる為、マミー型より大きいです。
大きいという事は畳んだ時も大きいという事になります。
しかし、車中泊で使用し、畳んだ時は車のラゲッジスペースに置いておくという事であれば、それほど気にならないでしょう。

車中泊用寝袋を選ぶポイント2.使用快適温度を確認

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寝袋を選ぶ上でかなり重要なのが【使用適正温度】【使用限界温度】の確認です。
【マミー型】【封筒型】によっても、暖かさ(保温力)の差はありますが、各メーカーやその寝袋自体によっても暖かさが違います。

例えば、この【A社】の寝袋は、【10℃】で使うと気持ちよく眠れるよ、でも【5℃】が眠れる限界だよというのが 【使用適正温度】【使用限界温度】です 。

難しいのが、この【使用適正温度】【使用限界温度】は各メーカーによって定義がバラバラという点です。
いくつか有名キャンプ用品メーカーの定義を見てみましょう。

【LOGOS】

想定使用状況:長袖シャツ・フリース・長ズボン・くつ下着用のうえ、アルミロールマット使用

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【Coleman】

コールマンの場合は”封筒型”と”マミー型”で温度表示の基準が違います。

封筒型:寝心地重視の「快適温度」で表示してあり、男性より寒さに敏感な“女性”が、快適に眠れる温度。
マミー型:携帯性重視の「使用可能温度」で表示してあり“男性”が体を丸めて8時間眠ることができる温度。

この様に、メーカーによって基準が違うので【どんな服装で】、【どんな場所で】使った場合の基準かを確認して、寝袋を選ぶ一つの指標としましょう。
たいてい、製品の箱側面や、仕様説明欄に、この【使用適正温度】【使用限界温度】の定義が書いていますので注視してみてください。

車中泊用 寝袋を選ぶポイント3.自分の使用用途と環境を考える

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最終的に寝袋を選ぶポイントは【自分にあった寝袋かどうか】と思います。
例えば、真冬の北海道で車中泊をするけど、お金もそんなに掛けれないし、ゆったりと寝たいから多少寒くても封筒型の安い寝袋を買おうという人がいるとしたら、もう一度考え直すことをおすすめします。

逆に、沖縄で車中泊するけど、お金は沢山掛けれるし、暖かいものが良いからマミー型の極暖寝袋を買おうという人がいたら別のところにお金を掛けた方が良いのではとおすすめします。
何が言いたいかというと、自分が使う環境にあった、相応のものを買うのが寝袋を選ぶ最大のポイントであるという事です。

車中泊の時には、布団と寝袋どっちが良いの?

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寝袋を選ぶというポイントからは少し逸れますが、そもそも車中泊をする時の寝具は布団ではだめですか?という話を聞きます。
答えとしては、ダメではありませんが、寝袋の方が便利な点が3つあります。
では、どのように便利なのでしょうか。

車中泊で寝袋を使うメリット1.コンパクトに収納可能

寝袋は、コンパクトに収納可能で、袋に収まります。
常に布団をひいておけるようなベッドがあるキャンピングカーならまだしも、移動の時は畳んで仕舞わないといけない乗用車であれば、この【コンパクトに収納可能】という点は非常に便利なのではないでしょうか。

車中泊で寝袋を使うメリット2.布団よりも暖かい

寝袋は、マミー型も封筒型も囲まれた布の中に体を入れて眠ります。
寝返りをうとうが、もぞもぞしようが、布団から足が出る・体から布団が落ちるという心配はありません。
また、囲まれた空間になので、空間内の空気が温まるのも早いです。
寝心地は布団に比べれば劣りますが、車中泊での暖かさでいうと寝袋を選ぶメリットは大いにあります。

車中泊で寝袋を使うメリット3.洗う時が楽

寝袋は車内やキャンプ場・テント内で使うため、汚れやすいです。
いわば外で寝る為の寝具なので仕方ないですが、寝袋の凄い所は、そのほとんどが洗濯機にそのままつっこんで洗えるという点です。
布団だと、シーツを外して、特殊な洗い方をして…等ありますが、そんな煩わしいことは必要なく、洗濯機にそのままつっこむだけです。
寝袋の大変便利な強みでしょう。

実際に車中泊で使ってみたおすすめの寝袋「夏用」&「冬用」

ここまで読むと自分にあった寝袋や、どんな寝袋を買うべきかはすこしづつイメージが出来てきたと思います。
ですが、寝袋には夏用・冬用と種類があります。

もちろん冬に使う寝袋は、出来るだけ暖かい方が良いです。
逆に夏用の寝袋は出来るだけ涼い方がいいです。
ここでは、実際に私たちが使用して、おすすめできる寝袋「夏用」「冬用」ともにご紹介します。

夏用【通販で2000円ほどの寝袋】

夏に車中泊は正直地獄です。寝袋にこっぽりと入ればサウナ状態になります。(笑)
出来れば夏の車中泊は、熱中症などの危険もあるので避けた方が良いです。

その為、ここでは、車内温度が15°~20°くらいの時に快適に寝れる寝袋のご紹介です。
様々な意見があると思いますが、比較的過ごしやすい気温である15°~20°前後の時は、安い寝袋で充分です。

こだわりの強い人は、安物なんて嫌と思われるかもしれませんが、【寝て、体力を回復できれば良い】という方は、これで快適に夜を過ごせます。
私たちもこれであらゆるところで寝てきましたのでご安心して使ってください(笑)

冬用【ロゴス(LOGOS) 丸洗いスランバーシュラフ・-2

寝袋の真価が問われるとき、それは寒くなる晩秋から冬、春先にかけてです。
その為、冬用の寝袋はお金をかけたほうが良いです。

正直、寝袋にお金を掛けていなかったときは、防寒具をがちがちに着込んで、夏用の寝袋にこっぽりと入って寒い時期の夜を耐えていました。

しかし、防寒具を着こんでいるのに寒い‥寝ても寒さで起きてしまう…
嫁は寒さに我慢できず、常に毛布を持参し、体中にカイロを貼って寝てました。
気温0度になる車内で、夏用の寝袋で寝るのはもう限界だ…と思い、冬でも快適に寝れる寝袋を探しました。
そして、価格や性能・畳んだ時の大きさを考慮して選んだのが【ロゴス(LOGOS) 丸洗いスランバーシュラフ・-2】です。

価格は、一個8000円ほどであり、性能的にも限界使用温度が-2で関東から九州の冬なら使用は可能な程度です。※山間部を除く

そして、2つあれば連結して大きな寝袋にもなりますので、お子さんと寝る際などに便利です。
また、他のメーカーの同性能の寝袋と比べて、安いです。
畳んだ時の大きさは、夏用の寝袋より大きくはなりますが、許容範囲内それは暖かくなる分、大きさも比例しますので仕方ありません。

このロゴス(LOGOS) 丸洗いスランバーシュラフ・-2を実際に使用した感想としては、1月末の気温1度前後の車内でも、薄着で快適に寝れました。
目安として、かなり寒がりな嫁でも、上下ヒートテックにスウェットを着ただけで、朝まで一回も起きずに寝たくらい。さすが-2度まで耐えれる寝袋。
※もちろん布団などきてません。

初めて使用した翌朝の嫁の一言『やっぱり冬用の寝袋はすごいね』という言葉が印象に残っています。
寒くなる時期の寝袋は-2度まで耐えれる【ロゴス(LOGOS) 丸洗いスランバーシュラフ・-2】がおすすめです。

車中泊で使用する寝袋まとめ

それぞれのメリット・デメリットがありますが、自分が使用する環境に合わせて選ぶのが良いです。
寝心地より出来るだけコンパクトに荷物を収めたい、何よりも暖かさ重視だ、という方はマミー型
荷物が多少かさばっても寝心地優先、掛布団等使用用途が広い方が良いという方は、封筒型
など、使用するイメージをして、どちらがより快適に過ごせそうかを考えて選びましょう。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊

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