今回ご紹介するカニ釣りは季節問わずに単純明快な仕掛けで釣ることが出来ます。
主に『ワタリカニ』の仲間を狙うこの釣りですが、釣ったあとにカニを食すのも大きな楽しみのひとつです。
簡単で誰でも釣ることができる上に食べても美味しい、そんなカニ釣りをご紹介します。
堤防からのカニ釣りとは?

今回ご紹介するカニ釣りとは、カニを釣り針に掛けて釣るというようなみなさんが思う『釣り』ではなく、エサを入れた網を投げ入れて網に絡まったカニを吊りあげるという漁のような事です。
漁のようだとは言うものの、誰でも簡単にチャレンジできる手軽さが最大の魅力です。
また、釣ったワタリカニを食べるのも大きな魅力です。
なお、カニカゴを使用した方法もありますが、場所によってはこの『カニカゴ』の使用を禁止している場所もあるので、今回ご紹介する方法でカニを狙うのが無難です。
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堤防からのカニ釣りで狙えるカニの種類
今回ご紹介するカニ釣りでは、主にワタリカニの仲間を狙うことが出来ますが、どんな種類のカニを狙えることが出来るでしょうか。
今回は主に狙える カニを4種ご紹介します。
『ガザミ』

最もポピュラーなワタリガニであるガザミ。
甲羅の大きさが20センチ以上にあることもあります。
日本では北海道以南に生息しており、かなり美味しいとして知られています。
非常に高値で取引されることもある高級食材です。
『タイワンガザミ』

ガザミによく似た形をしているが、体の色がガザミより青っぽいのが特徴です。
南方系の生態なので西日本に多く見られる。
こちらもかなり美味しい味で食用としても人気のワタリガニです。
『モズクガニ』

モズクガニは主に淡水から汽水域に生息しており、ハサミには藻をのような毛が生えているのが特徴です。
私たちはまだ、このカニをまだ食べたことはありませんが、食べた人いわく、どのカニよりも美味しかったというくらい美味らしいです。
『イシガニ』

日本全域にいるかなりポピュラーなカニ。
10センチくらいにしかならない少し小型のカニで、安く売られていることが多いですが、みそ汁なんかに入れるとかなり美味しいです。
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堤防からのカニ釣りのシーズンとフィールド
【シーズン】

カニ釣りは狙う種類を選ばなければ、1年中楽しむことができます。
しかし、種類を狙って釣るならシーズンを選んで挑戦したほうが良いでしょう。
例えば『ガザミ』は冬の産卵期以外は陸からでも狙える場所にいるので冬を避けるのが基本です。
『タイワンガザミ』は生息域が広く、深場にいることもあるが、基本的には1年中、海岸線や河口などカニ釣りで狙える 位置に生息しています。
『イシガニ』も深場へ移動することが無いため、基本的に1年中狙えます。
また、生息域も最も広く、砂浜や河口、漁港や岩礁などどこでもいるのでカニ釣りの入門には持ってこいです。
【フィールド】
『漁港や堤防』

ガザミやイシガニは流れの緩やかな場所を好みます。
その為、流れの穏やかな場所の漁港や堤防が釣りやすいです。
しかし、漁港でカニ釣りをする際は底の障害物などに気を付けましょう。
なお、漁師さんが魚の仕分けをしている漁港などはカニのエサとなるものも多いので特に狙い目です。
『河口』

河口部分にもカニは多く生息しています。
川から流れ込む淡水と海水が混じる河口は汽水域となり、カニのエサとなる小魚なども多く生息しています。
特に大きな川の河口は狙い目です。
堤防からのカニ釣りのタックルと道具

『カニ網』
堤防からのカニ釣りでメインとなるのがカニ網です。
このカニ網は市販もされており、真ん中のエサ袋にエサを入れてカニを誘い出し、寄ってきたカニをエサ袋の周りのネットで絡めるという仕掛けです。
カニを多く寄せる為のエサとカニにしっかり絡んでくれるネットが非常に重要になってきます。
『釣竿とリール』
カニ釣りの網は重くて飛びにくいという投げるのには適していない物ですが、少し先に投げる必要があります。
そんな投げにくいものを飛ばすには、強めの長いロッドを使いましょう。
また、リールは重くて大きいカニ網を回収できるように大きめのスピニングリールがおすすめです。
ラインは根掛かりしてもある程度回収できるように強めのラインを使いましょう。
絡まりやすいカニ網を使用するので根掛かりは多いと思っておきましょう。
ロッド
リール
ライン
堤防からのカニ釣りのエサ
カニ釣りのエサは、とにかくカニを呼ぶ力があるものを使いましょう。
おすすめはこの3種類です。
自分なりに手に入れやすいものを使用すると良いでしょう。
『サバのぶつ切り』

強いにおいが特徴のサバはカニへのアピールが抜群です。
少し大きめにぶつ切りにしたものを5切れほどエサ袋へ入れます。
鮮度が良いものより鮮度が悪いものの方がにおいがきつくなるのでおすすめです。
『レバー』

ニワトリなどのレバーでもカニが寄ってきます。
魚の切り身よりエサ持ちが良いのでずっと沈めておいても大丈夫です。
『魚のアラなど』

魚の頭や内臓など、本来捨てるような場所もカニを呼ぶエサとなります。
釣った魚のアラを置いておいてカニ釣りに使用しても良いでしょう。
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堤防からのカニ釣りのポイントの選び方と釣れる条件
カニはどういったポイントを狙えば釣れる確率が高くなるのでしょうか。
ここでは、カニが釣れやすいポイントや条件を4つご紹介します。
『地形の変化や障害物を狙う』

カニは日中、砂や泥・物陰など身を隠せる場所に潜んでいます。
その為、漁港の先端やミオ筋、底が砂地の漁港などを狙うと釣れる確率が上がります。
『時間と天候』

カニは朝昼夜関係なく釣れますが、最も活性が高いのが夜なので数釣りをする場合は夜にするのがおすすめです。
また、天候について、雨は正直人間側のやる気がなくなるのでおすすめしません。
晴でも曇りでも関係はないように思えます。
晴れの方が!曇りの方が!という釣果の差はありませんでした。
『エサがありそうな場所を狙う』

カニもエサが多い場所周辺に居つきます。
カニは主に貝類やゴカイなどの小生物、魚の死骸などを食べています。
その為、これらが多い河口域や漁港は非常に狙い目です。
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堤防からのカニ釣りは楽しくて美味しい!

ワタリガニを釣ると聞くとそんな高級食材を釣るなんて難しいと思われる方もいらっしゃると思いますが、思ってる以上に手軽に釣れちゃうものです。
身近な堤防から捨てる魚のアラや傷んだ魚などで狙えるので、家に強めの磯竿などがある方はネットで安いカニ網を買ってワタリガニ釣りをしてみましょう。
自分で釣ったワタリガニのおいしさは格別です!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊
K村夫婦でした💑⭐️