今回は、一時、有名プロアングラーなども実際に使って絶賛したため、話題となった『オモック』を作ります。
オモックとは、オモリ+フック=オモックという意味であり、沖縄県の漁師さんが作ったことが始まりと言われています。
基本的には、エサやワームは付けずにオモリとフックのみで構成されるオモックですが、ラバーやワームを点ける等、自分なりにカスタムをして釣られる方もいらっしゃいます。
ルアーで釣れない時にオモックを使ったらすぐ釣れたなんて動画も多く出回っているので、ルアーBOXの片隅に入れておくのもいいかもしれません。
今回は、オモックの簡単な作り方を2種類と、簡単なカスタム方法をご紹介します。
アイが一つのオモックの作り方(超簡単)
ラインとフックを取り付けるアイがひとつのオモックの作り方です。
出来るだけ簡単に作りたい、テールにフックは付けないという方はこの作り方がおすすめです。
作成時間約5分

用意するもの

ナツメオモリ(号数はお好みで)
針金(オモリに空いている穴に通るくらいの太さ)
スプリットリング
アシストフック
ラジオペンチ
ドライバー
アイが一つのオモックの作り方①
針金を適当な長さに切る。約20-30センチがおすすめ。

アイが一つのオモックの作り方②
切った針金をドライバーに巻き付ける。

アイが一つのオモックの作り方③
ドライバーに巻き付けた針金をねじってアイを作る

※出来るだけ強い力でねじった部分を綺麗にするのがおすすめ。
アイが一つのオモックの作り方④
ねじり終えたら片方の針金を切って、オモリの穴へ入れる

アイが一つのオモックの作り方⑤
穴へ入れてアイの部分までオモリを押し込んだら、余った部分を適度な長さでカットして、余った部分をオモリに沿って折り曲げる。

アイが一つのオモックの作り方⑥
スプリットリングとフックをつけて完成。

めちゃくちゃ簡単ですね。
アイが二つのオモックの作り方(簡単)
フックを取り付けるアイが二つのオモックの作り方です。
フロントフック・テールフックどちらも取り付けたいという方はこの作り方がおすすめです。
作成時間約8分
※この工程の写真は板オモリを使用しています。

用意するもの

ナツメオモリ(号数はお好みで)
針金(オモリに空いている穴に通るくらいの太さ)
スプリットリング
アシストフック
ラジオペンチ
ドライバー
アイが二つのオモックの作り方①
針金を適当な長さに切る。約20-30センチがおすすめ。

アイが二つのオモックの作り方②
切った針金をドライバーに巻き付ける。

アイが二つのオモックの作り方③
ドライバーに巻き付けた針金をねじってアイを作る

※出来るだけ強い力でねじった部分を綺麗にするのがおすすめ。
アイが二つのオモックの作り方④
ねじり終えたら二本の針金を一緒にオモリの穴へ入れて奥まで差し込む

アイが二つのオモックの作り方⑤
穴から出てきた方の針金の片方をドライバーに巻き付けてアイを作る。

アイが二つのオモックの作り方⑥
アイを作った方の針金は適当にカットして、片方の針金をアイの下に巻き付けてカットする
※アイの下に巻き付ける時に綺麗な処理が出来るかはセンスが問われます(笑)

アイが二つのオモックの作り方⑦
はみでた針金を整えて、スプリットリングとフックをつけて完成。

こちらもめちゃくちゃ簡単にできます。
オモックの簡単なカスタム方法
今回は、シンプルなオモックの作り方をご紹介しましたが、自分のアイデア次第では、もっと釣れる、もっと愛着がわくルアーになるかもしれません。
ここでは、特別な技術はいらない超簡単なカスタム方法をご紹介します。
オモックの簡単なカスタム方法①オモリの形を変えてみる

オモックは基本的にナツメオモリと言われる円錐が合わさったようなオモリを使うのが一般的ですが、釣り具屋さんにはいろんな形のオモリがあります。
今回、私たちは、板状のオモリを買って、そのオモリを使ってオモックを作ってみました。
形が違うので、フォール姿勢や泳がしてみた時の挙動が変わるはずなので、いろんな形を試してみるのも面白そうです。
ちなみに、家のカギを使った【カギック】なんていうルアーを作っている人も居ます。
オモックの簡単なカスタム方法②フックをタイラバ用フックに変えてみる

オモックはシンプルなフックが一番釣れるなんて言われておりますが、やっぱり工夫してもっと釣れる物を求めるというのが釣り人の性だと思います。
今回は、出来るだけ簡単なカスタムという事で、フックをタイラバ用のものに変えてみるというカスタム方法です。
タイラバ用のフックは、カラフルなラバーが付いていたり、テールが付いていたりして見ていても楽しいです。
また、容易に簡単可能なのでおススメです。
オモック用のオモリを買う前に見ておこう「オモリの号数表」
オモックに使用するオモリは基本的にグラム表記ではなく、号数表記であるものがほとんどです。
グラム表記に慣れているルアーマンの人からすると、このオモリは何グラムだ?となる事が多いので、ある程度自分が作りたいと思っているグラム数は何号であるかの確認をしてくのが良いです。
号 | g |
0.3 | 1.125 |
0.5 | 1.875 |
0.8 | 3 |
1 | 3.75 |
1.5 | 5.625 |
2 | 7.5 |
3 | 11.25 |
4 | 15 |
5 | 18.75 |
6 | 22.5 |
7 | 26.25 |
8 | 30 |
9 | 33.75 |
10 | 37.5 |
11 | 41.25 |
12 | 45 |
13 | 48.75 |
14 | 52.5 |
15 | 56.25 |
5分で完成『オモック』の超簡単な作り方と簡単なカスタム方法のまとめ
元々は沖縄県の漁具として使われていたオモックですが、ルアーとしても使えて、その実績は有名プロアングラーなども実証済です。
その上、いろいろなカスタムが楽しめて作るのも楽しめるオモック。
私たちもこれからその実績を確かめていきたいと思います。
自作オモックを実際に使ってみた結果
※2020年3月追記
実際に作ったオモックを近くの海で使用してみました。
使ったのは、カスタムオモックのタイラババージョン。

オモックを遠投し、ボトムまで沈める。
それにしてもオモックはよく飛びます。
この飛距離もオモックの強みの一つですね。
オモックがボトムに付いたらリフト&フォールで魚を誘います。
そしてオモックをフォール中…ゴンっと強いアタリが!
思いっきりあわせて巻いてくる。
なかなか強い引きでファイトを楽しんだあと、上がってきた魚はなんと【マダイ】。

しかもなかなかの良型でした。オモックおそるべし。いきなり実績十分のお気に入りルアーになりました。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました