都市圏の港湾には、渡船で渡してもらえる沖堤防があり、その沖堤防ではシーバスなどの大型魚が手軽に狙えます。
デイゲームでも十分に楽しめる為、人気の釣り場です。
今回は、そんな人気の釣り場である沖堤防でシーバスを釣る釣り方・タックル・おすすめルアーをご紹介します。
沖堤防でのシーバス釣りとは?
沖堤防でのシーバス釣りは、主に日中のデイゲームがメインとなります。
沖にある堤防なので、目に見えるストラクチャーは少なく、一見すると何もない大海原にルアーをひたすら投げる釣りになります。
また、港湾エリアでのシーバス釣りと違って、居付きのシーバスを狙うのではなく、主に回遊のシーバスを狙う事になるので釣り方も少し変わってきます。
沖に回遊する大型のシーバスや時には青物なども釣れる為、非常にエキサイティングな釣りです。
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沖堤防でのシーバス釣り シーズン
沖堤防では、良く釣れる時期や釣りにくい時期もありますが、1年中シーバスを狙う事が出来ます。
春には産卵を終えたシーバスが沖から港湾エリアへ移動します。
その個体が沖から戻る時に最初に付くストラクチャーが沖堤防です。
そして夏や秋にはイワシなどの小魚も元気に回遊するため、それにつく大型シーバスを狙う事もできますし、港湾エリアでシーバスの釣果を出すのが厳しい1月2月でも沖にある沖堤防周りではシーバスの回遊も少なからずある為、狙う事ができます。
沖堤防は1年中シーバスの釣果を期待できるナイスフィールドです。
沖堤防でのシーバス釣りで使用するタックル
沖堤防で使うタックルは、港湾エリアなどで使うタックルとは少し異なります。
沖堤防というフィールドには、どのようなタックルが適しているかを見ていきましょう。
【ロッド】
沖堤防で使用するルアーは、スピンテールやメタルバイブレーションなど通常のプラグに比べると重いものを使用し、時にランカーシーバスや青物などが掛かることもあるのでミディアムライトアクション以上のロッドを使うことがおすすめ。
また、飛距離を必要になるので9フィートから11フィートくらいの長さが良いでしょう。
【リール】
リールは3000番~4000番クラスのスピニングリールを使います。
大きすぎるとキャストし続けるのに少し負担が大きいのでタックルバランスを考えたリール選びをしましょう。
【ライン】
メインラインはPEラインがおすすめ。
細くて飛距離が出るほかにひっぱり強度が強いのが特徴
【リーダー】
リーダーは必ずつけるようにします。
沖堤防の岸壁には、貝などが付着しており、そこにPEラインが絡むと切れる原因となります。
その為、擦れに強いフロロカーボンラインを2mほどリーダーとしてつけましょう。
【ランディングネット】
沖堤防は、基本的に足場が高いため、魚を上げる際に苦労します。
掛けたシーバスを確実にキャッチしたいのであれば、ランディングネットは必須です。
【ライフジャケット】
沖堤防に渡る時に乗る渡船や沖堤防での釣りはライフジャケットを義務付けられています。
貸し出しがある渡船もありますが、自分の好みのライフジャケットやルアーケース入れなどがあるライフジャケットを自分で買うのが良いでしょう。
私たちはかさばらずに邪魔にならない、腰巻の膨張式ライフエアジャケットをおすすめします。
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沖堤防でのシーバス釣り 主な使用ルアー
【メタルバイブレーション】

メタルバイブレーションは、風の状況やベイトの大きさに合わせる事が出来るように数種類持っておくのがおすすめ。
1オンスを中心に底用・中層用と揃えておけば状況にアジャストした釣りが可能です。
【スピンテール】
デイゲームの定番ルアースピンテール。
特徴的な後ろのブレードがキラキラと回りながら反射し、シーバスにアピールします。
飛距離も稼げますので、沖堤防のデイゲームでは非常に心強いルアーです。
【ワーム】
沖堤防でも人気があるのがワームです。
ソフトな素材が生み出す波動はスレたシーバスにも口を使わすことが出来るので必殺ルアーとして持っておくと良いでしょう。
ワームを使う際は、重めのジグヘッドも忘れてはいけませんが、最近ではジグヘッドとワームが一体になったルアーなども多く発売されているのでそれを買うのも良いです。
【メタルジグ】

シーバスを狙う際のメタルジグは、沖に遠投するのではなくて、岸際にフォールさせるのがメインの使い方です。
後ほどご紹介しますが、沖堤防の岸壁ジギング通称『岸ジギ』は、ときにとんでもない釣果が出ることがあります。
なお、フォール中に糸が絡まらないようにシングルフックに変えておくのが得策です。
※もちろん、沖のボイルや潮目を狙う使い方もOKです。
沖堤防でのシーバス釣り 実績ルアー紹介
『ジグパラブレード』
コストパフォーマンスが非常に高いルアーです。
沖堤防でメタルバイブレーションを使用する際は、サイズやウエイトなど状況に合わせて使えるように数種類持っておいた方が良いです。
ですが、ルアーが高いと何種類も買うのは難しいですよね。
しかし、ジグパラブレードは他のメタルバイブに比べて格安であり、尚且つ実績もあるルアーですので数種類買えますし、自信を持って使うこともできます。
超おすすめのメタルバイブレーションです。
『PB』シリーズ
デイゲームの強い味方スピンテールの中でも実績抜群のコアマンPBシリーズです。
飛距離も十分で、ルアー先端のリングで底を敏感に感じ取る事もできます。
沖堤防でシーバスを狙うなら一つは持っておきたいルアーです。
『VJ-28』
いわずと知れたシーバスのエサ。
28gというウエイトのおかげでそこそこ飛距離も出るので、遠投してタダ巻きするだけでOK。
シーバスから青物やチヌなどなんでもこいの必殺ルアーです。
沖堤防でのシーバス釣り 釣れる主なポイント
『堤防のきわ』
沖堤防で唯一のストラクチャー、それは沖堤防自体です。
沖堤防のきわは、シーバスの絶好の付き場であり、きわだけを専門に狙う人も居るくらいです。
堤防の継ぎ目や角、えぐれなど変化がある場所を中心に狙いましょう。
『堤防の先端』
堤防の先端は、潮通しも良く、流れの変化も起きやすい場所なので絶好のポイントです。
広範囲をくまなく探るようにしましょう。
『沖の潮目やヨレ』
流れと流れがぶつかって出来るヨレや潮目はシーバスが溜まりやすい場所の一つです。
沖堤防の数少ない狙い目の一つなので必ず探りたい場所です。
沖堤防でのシーバス釣り 釣り方・攻め方
『遠投して沖を攻める』

出来るだけ遠投をしたら次はルアーがボトムに付くのを待ちます。
ボトムを取ったらまずはタダ巻き。
タダ巻きでアタリがあれば、アタった層を中心に攻めてみましょう。
アタリの層を見つけ出すことがシーバス連発へのカギとなります。
『岸壁のきわを攻める岸ジギ』

沖堤防唯一のストラクチャー『岸壁』をメタルジグで攻めていきます。
岸きわに居付いているシーバスは、連日の釣り人のルアーをずっとみているのでスレています。
スレているのでゆっくり動くルアーなどはすぐに見切ってしまうのでなかなか釣るのは難しい。
そんなときは『岸ジギ』の出番です。
メタルジグをフリーフォールさせて、ボトムに付いたら高速で巻き上げてきます。
この巻き上げの時に、ジャーキングを入れたりしてもOK。
メタルジグのフォール中にもアタリはあるので注意しましょう。
とにかく素早くてイレギュラーな動きでスレたシーバスに口を使わせることをイメージするのが大事です。
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沖堤防でのシーバス釣り ワンポイントアドバイス
『シーバスがいる層を素早くサーチする』
沖堤防から探る沖合の海は、水深が深いエリアがほとんどです。
その深い水深のどこにシーバスがいるかをわかっていないと、シーバスが釣れないという前にルアーすら見てもらえません。
まず、ベイトの状況や潮の状況を見て、シーバスがどの層にいるかの目星をつけながら探っていくのが沖堤防でシーバスを釣る第一歩です。
渡船の釣果情報のサーチを必ずする
沖堤防に渡るには、渡船の利用が必要です。
まずは、どの渡船を利用してどの沖堤防に渡るかを考えましょう。
どの渡船を利用するか決まれば、その渡船のホームページには必ず釣果情報があります。
この釣果情報を事前に知っておけば、必要になりそうなルアーや攻め方等を考える事ができます。
沖堤防のシーバス釣りは、ポイントに着く前から始まっていますよ!
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました
K村夫婦でした⭐️