ランカーシーバスが釣りたいと思った時、一番確率が高いであろうと思われる場所が河川というフィールドです。
河川のシーバスは他のエリアと比べて釣れるシーバスのサイズが大きいため、サイズにこだわるシーバスマンにとっては最高のフィールドであると言えます。
今回はそんなランカーシーバスが狙える河川というフィールドでランカーシーバスを釣る方法やおすすめルアー・タックルなどをご紹介します。
大型シーバスが狙える河川というフィールドとは
シーバスのサイズにこだわるベテランを虜にしているのが河川というフィールドです。
河川でのシーバス釣りは主に河口から中流域くらいまでで行うのが一般的ですが、場所によっては渓流魚が泳いでいるようなエリアでもシーバスを狙う事が出来る場所もあります。
河川では潮の干満差を考慮しながらシーバスのいる場所を探っていくのが面白さのひとつでもあり、その読みが当たると大型のシーバスを連続でキャッチできることもある夢のあるフィールドです。
河川でシーバス釣りに適したシーズン
河川でシーバスを釣るのに適したシーズンは、ずばり春と秋です。
2月下旬から3月には冬の間、産卵のため沖へ出ていたシーバスが岸際に戻ってきます。
産卵で落ちた体力シーバスは、出来る限り簡単にエサを食べれて体力が回復できるように流れの緩やかな河口などでアミ(超小型のエビ)やバチ(ゴカイ類)を捕食します。
また、秋には産卵に備えてイワシや鮎、コノシロにサヨリ・ボラなど様々なベイトを荒食いし、ルアーへの反応も1年で1番良い時期になります。
冬は九州や四国など一部の河川を除いてはシーバスが抜けてしまうので釣りになりません。
このことから。河川でシーバスを釣るシーズンといえば春と秋になります。
シーバスが釣れる河川のポイント
ランカーシーバスを釣ることが出来る可能性の高い河川ですが、狙うポイントを誤ると全く釣れません。
逆にシーバスの付いているポイントをしっかりと狙っていけば、釣れる確率は高くなります。
では、どのような場所を狙えばよいのかを見ていきます。
【橋脚や水門などの明暗】
河川に掛かる橋から落ちる灯りによってできる明暗は、河川エリアのシーバス釣りではド定番のポイントです。
上流側・下流側ともにポイントであり、上流から下流へ向けてルアーを泳がすのが基本。
シーバスは暗の部分に身を潜めてエサが流れてくるのを待っています。
【消波ブロック付近】
消波ブロックは、エビやカニ・小魚などの棲み処になっているため、それを捕食しにシーバスが回遊してきます。
また、消波ブロックはシーバス自体の隠れ場所にもなるため、非常に重要なポイントです。
根掛かりに気を付けながら丁寧に探っていきましょう。
【堰堤の落ち込み】
上流からと下流の間などにある堰堤の落ち込み部分もかなり美味しいポイントです。
特に秋の落ちアユシーズンには、上流から落ちてくるアユを堰堤の下で待ち構えている大型シーバスも付いており、秋以外のシーズンでも、酸素量が多くシーバスにとって良い環境であるため、良いポイントとなります。
【流れの変化がある場所】
川の中州や馬の背などに加えて、橋脚などの障害物や川が蛇行する場所など、とにかく流れの変化が変わる場所はポイントになります。
そういった場所を見つければ、流れてくるエサを待っているシーバスをイメージしながらルアーを通してみましょう。
河川でシーバスを狙うタックル
河川でシーバスを狙う際は、そこまで強力なタックルは基本的に使用しません。
なぜなら、投げるルアーが軽いものや小さいものもあり、シーバスとの距離が比較的近い河川でのシーバス釣りは、少しライトなタックルの方が扱いやすいからです。
では、どのようなタックルが良いのかを見ていきましょう。
【ロッド】
ロッドは8フィートから9.6フィートくらいまでのミディアムライトアクションがおすすめです。
自分が投げようと考えているルアーの重さに耐えれるロッドかどうかを確認して購入しましょう。
【リール】
リールはC3000番がおすすめ。
河川の流れのなかでルアーを動かしたり、ラインを巻き取ったりする為、ハイギア使用が使いやすいです。
【ライン】
ラインはPEラインを使用します。
太さは障害物の多さや狙う大きさによっても異なりますが、一般的には0.8号から1号を使う人が多いです。
しかしながら、橋脚などの障害物が多いエリアを攻める人や、釣れるシーバスが大型ばかりのエリアなどでする場合は1.2~1.5号と太くしても良いかもしれません。
【リーダー】
消波ブロックや橋脚など、障害物の多い河川ではリーダーは必須です。
かならずつけるようにしましょう。
【ウェーダー】
河川の浅瀬やブレイク際まで立ちこんで釣りをする際はウェーダーが必須です。
安全には十分気をつけてウェーディングしましょう。
【ライフジャケット】
河川でウェーディングをする際やおかっぱりでもライフジャケットは必ずつけましょう。
ルアーボックスが入るポケットなどが付いているライフジャケットを身に着けておくと、カバンなどを持つ必要がないので動きやすくて便利です。
【フィッシュグリップ】
シーバスを取り込むときやルアーを外すときに便利です。
大型のシーバスとなると釣り上げた後の首振りも非常に強力であり、手でつかんでいるとケガをする恐れがあるので必ず持っていきましょう。
【ヘッドライト】
夜間に河川でシーバスを狙う時は必須なのがヘッドライトです。
これが無いとルアーの付け替えや糸の結び直しなど非常に困難ですので安物でもよいので必ず持っていきましょう。
河川でシーバスを狙う主なルアー
【ミノー】
ベイトが15センチ前後と少し大きめの時は12センチ前後のミノーを中心に使用しましょう。
また、10センチ未満の小型ベイトが中心の時は7~9センチ前後のミノーを使うと反応が良いです。
状況に応じて使い分けができるように大きさやシンキング・フローティングなど数種類のミノーを持っていくことをおすすめします。
【シンキングペンシル】
シンキングペンシルは、水面をふらふらとS字を描きながら泳ぐルアーであり、河川の流れに乗せながらのドリフト釣法は非常に効果的です。
バチ抜けのシーズンになると、細身のシンキングペンシルを水面をふらふらと泳ぐバチに見立ててシーバスが狙えます。
ルアーボックスには必ず入れておきたいルアーです。
【バイブレーション】
シーバスのレンジが深場に落ちているときに有効なルアーです。
河川は浅い場所が多いため、15g前後のバイブレーションを持っていると便利です。
また、バイブレーションは飛距離も出る為、遠いポイントを狙う際も重宝するルアーです。
【ビックベイト】
落ちアユやコノシロが良く入る河川などではビックベイトも有効です。
こんなに大きなルアーで釣れるの?と思うかもしれませんが、ベイトが大きいときに小さいルアーを投げてもシーバスへのアピールはできません。
ベイトのサイズに合わせてシーバスの強烈にアピールすることにより、ランカーシーバスはゲットできます。
なお、ビックベイトは50g以上を超えるものも多くあるため、専用タックルが必要です。
河川でシーバスが釣れる実績ルアー
私たちが実際に河川でシーバスを多く釣り上げることが出来た実績ルアーをご紹介します。
どれもこれも信頼できるルアーばかりです。
【マニック】
シンキングペンシルの名ルアーといえばマニック。
ふらふらと泳ぐアクションはバチ抜けシーズンにもぴったり。
どこでも手に入りやすいルアーなのでおすすめです。
【スカーナッシュ】
ベイトが15センチ前後の時におすすめなルアー。
低速リトリーブでもしっかりと泳ぐため、ナチュラルな誘いもできます。
多くのシーバスを釣らせてもらっている実績ルアーです。
【ラムタラ105】
アピアから発売されているドリフトミノー。
河川の流れを利用した使い方にかなり友好的であり、流れの中でゆっくりと泳いでシーバスに口を使わせることが出来ます。
流れを利用して明暗部を攻めるにはもってこいのルアーです。
【ジョインテッドクロー178】
言わずと知れたS字系ビックベイトルアーの名作。
ブラックバス用のビッグベイトですが、シーバスにもかなり効きます。
特にベイトが20センチ級のボラや落ちアユの時に良いルアーであり、私もとある四国の河川でボラパターンの時に、このジョインテッドクロー178で86センチのシーバスを釣ることが出来ました。
河川でシーバスが捕食している主なベイト
河川ではシーバスは主に何を捕食しているのでしょうか。
ベイトを知ることで使うルアーや狙い方などがわかってくるので非常に重要なポイントです。
【ボラ】
春から夏にかけては約10センチほどのイナッコ、秋は15センチほどのボラを主に捕食します。
場所やタイミングによっては30センチ以上のボラを捕食することもあり、シーバスにとっては重要なベイトです。
【バチ】
主にバチ抜けのシーズンによく捕食されています。
地域によってバチ抜けのタイミングは異なりますが、2~5月くらいまではメインとなるベイトです。
【コノシロ】
コノシロは淡水を好む海水魚であるため、河口部分から中流域くらいまで入ってきます。
サイズは20センチ前後と他のベイトと比べても大きいため、大型のシーバスが付いています。
コノシロが河川に入ってきていればランカーシーバスの期待が高まります。
【アユなどの小魚】
春先には川を遡上する稚アユ、秋には産卵を終えて体力が消耗しきっている落ちアユがベイトになります。
特に秋の落ちアユシーズンはビックベイトなどのルアーでシーバスが狙えるようになるため非常に面白いです。
河川でシーバス釣り攻略法
【潮目の攻略方法】
潮目を狙う際は、潮目の少し上にルアーを着水させるのがポイントです。
潮目にダイレクトに着水させるとシーバスに警戒心を与えてしまいます。
また、潮目にルアーが入ったらゆっくりと動かしながら潮目のなかを流していきましょう。
【流れの変化の攻略方法】
障害物や地形の変化などによってできる流れの変化は、潮位によっても大きく変わってきます。
その時の潮位に応じたベストコースを通せるように流れを読んでルアーをキャストしましょう。
シーバスがどこで捕食しようとしているか、ルアーをどこで食わせたいかという事をイメージしながらリトリーブしてくると、そのポイントのベストコースがわかってくるかもしれません。
河川でシーバス釣りの注意点
【ウェーディングをする時は、エイに注意!】
河口域や干潟でウエーディングをする時、非常に危険なのがエイです。
近年は温暖化の影響もあってかエイが非常に多くみられています。
エイは普段砂地などの底に隠れており、それに気づかずに踏んづけてしまうと、エイの尻尾にある大きな毒針で足を刺されてしまいます。
その毒は非常に強力で、最悪大人でも死に至ることがあるので十分に注意しましょう。
なお、エイガードなどの商品も発売されていますが、エイガードを付けているからと言って過信せずにすり足でなおかつ十分に注意する必要があります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊
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