宍道湖と中海は島根県屈指の釣り場であり、汽水湖ならではの魚影の濃さや狙える魚の種類が多いことで多くの釣り人を魅了しています。
今回はそんな汽水湖『宍道湖・中海』の狙える魚や釣り方をご紹介します。
釣り場としての『宍道湖・中海』

島根県松江市と出雲市に囲まれた宍道湖は、斐伊川が流れ込んでおり、その東側には境水道を通じて日本海に繋がっている中海があります。
その二つの湖はともに、広大な汽水湖になっています。
その為、淡水魚・海水魚・汽水を好む魚が入り混じって生息しており、さまざまな種類の魚を狙う事ができ、コイやフナが居ると思ったら、シーバスやチヌの姿もあり、その様子は他の場所では見られない独特の光景です。
『宍道湖・中海』の釣り場としての1年

宍道湖と中海の8月から10月は、ハゼ釣りでかなり賑わいます。
足場の良いエリアが多く、最盛期には多くの釣り人が湖岸に立ちます。
また、シーバス釣りも盛んなフィールドであり、4月下旬には宍道湖でシーバスが釣れ始め、6月に最盛期を迎えます。
10月以降は数は少なくなるものの大型が期待でき、80センチ以上のランカーシーバスも数多くキャッチされています。
そして、宍道湖と中海といえばチヌです。
特に産卵の乗っ込み時期は大型のチヌの数釣りが楽しめ、多くのチヌ釣り師が宍道湖や中海を訪れます。
他に、晩春から秋にかけては、汽水域を好むカレイやヒラメ・マゴチが釣れるうえに、コイやウグイ・フナなどの淡水魚も狙えます。
月別『宍道湖・中海』で狙える魚
魚種/月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
チヌ | △ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | △ | 〇 | 〇 | △ | ||
ハゼ | △ | 〇 | 〇 | 〇 | △ | |||||||
シーバス | △ | 〇 | 〇 | △ | △ | 〇 | 〇 | △ | △ | |||
シロギス | △ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | △ | |||||
アジ | △ | △ | 〇 | 〇 | 〇 | △ |
〇=期待大 △=狙える
『宍道湖・中海』でシーバスを釣る

宍道湖では非常に人気のターゲットがシーバスです。
宍道湖は底が泥となっており、人工的な障害物も少ないため、狙うポイントというと地形の変化であるカケアガリや岬周り、そして流入河川の河口付近を主に狙う釣りになります。
宍道湖では斐伊川と五右衛門川の河口や宍道湖大橋付近、中海では江島周辺や中海大橋付近が絶好のシーバススポットです。
・シーバスのルアーフィッシングを紹介している記事
こちらの記事ではシーバスをルアーで狙う方法や釣り方・おすすめルアーをご紹介していますので是非ご覧ください。
シーバスを釣る『サーフエリア完全攻略編』広いサーフで効率よくシーバスを釣る方法
シーバスを釣る『河川シーバス完全攻略編』ランカーシーバスが狙える河川での釣り方
『宍道湖・中海』でチヌを釣る

中海でのチヌ釣りはウキフカセ釣りで狙うのが一般的ですが、ルアーでも狙う事が出来ます。
どちらでの釣りも非常に楽しいものですが、大型のチヌの数釣りが楽しめる春の乗っ込みシーズンとなると中海が熱くなります。
特に中海と日本海をつなぐ境水道や、江島大橋付近はチヌ釣りのポイントとして非常に有名。
50センチオーバーの年無しチヌが釣れることも少なくありません。
・チヌの釣り方などご紹介している記事
チヌの釣り方やおすすめルアー・少し変わった釣り方などをご紹介している記事もあります。
宍道湖や中海でのチヌ釣りでもきっと役に立つと思うので是非ご覧ください。
【チニング】チヌをルアーで釣るチニングを徹底解説。これでチニングは完璧です。
『宍道湖・中海』でハゼを釣る

島根県では『ゴス』と呼ばれるハゼも宍道湖や中海では人気のターゲット。
のべ竿でもちょい投げ釣りでも狙う事ができます。
エサはアオイソメや石ゴカイでOK。
8月から9月中旬までは、宍道湖西側の方でも釣果は期待できますが 、9月中旬以降、ハゼは中海の方へ移動していきますので徐々に東側へポイントをずらしていけばハゼと同じ動きがとれます。
基本的に宍道湖・中海の全域でしかも足元で簡単に釣れるハゼは、ファミリーフィッシングにおすすめです。
・ハゼの釣り方まとめてます。
ハゼを狙ったいろんな釣り方の記事もあります。
100均ののべ竿でハゼを釣る方法やちょい投げでハゼを釣る方法まで。
合わせてぜひご覧ください。
【渚釣り】初心者でも楽しめる!ノベ竿を使って穏やかな海岸で五目釣りを詳しくご紹介。
『ダイソーのべ竿』安くて簡単、誰でも楽しめるハゼ釣りをご紹介。
『宍道湖・中海』で魚を釣るワンポイントアドバイス
宍道湖・中海はともに海とつながる汽水湖です。
その為、魚の動きや釣果・釣れるポイントなどは潮の動きが大きく影響するので、潮見表をしっかりとチェックすることが必要です。
また、塩分濃度も潮の満ち引きによって変わる為、塩分濃度が低い場所を好む魚は宍道湖の西側、逆に塩分濃度が高いエリアを好む魚は中海の東側などとポイント選びの一つの基準になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊