釣り人は雨だろうが何だろうが釣りをしたい生き物です。
しかし、雨の中釣りをすると体はびちゃびちゃになりますし、心はブルーでなんだか楽しくない!
そんな週末になれば雨という嫌がらせのような天候に悩まされている釣り人必見!
今回は、雨でも濡れずに釣りが楽しめる車中釣りをご紹介します。
車中釣りとは
車中釣りとは、その字の通り『車の中から釣りをする方法』です。
本来、釣りは太陽や月夜のした大自然の中魚と向き合うのが醍醐味ですが、雨の時は濡れずに魚と向き合える車中釣りが快適であり、意外と釣れるのでハマる人が続出。
車内という限られたスペースの為、使用できるタックルに制限はありますが、2m前後の取り回しやすいロッドで出来る釣りであれば可能ですので、様々な釣りが楽しめちゃいます。
雨の日の車中釣りを成功させる3つの要素
雨の中、快適に釣りが出来て尚且つ釣果も得れるという車中釣りを成功させる要素が3つあります。
その3つの要素を見ていきましょう。
【車が横付けできる漁港や防波堤がベスト】
まずは、車中釣りの絶対条件である【車が横付けできる漁港や防波堤】が必要です。
竿から糸を垂らせばその下は水くらい車をつけれるような場所がベスト。
車から水際までが遠ければ車中釣りは成立しません。
【上方向にリアハッチドアが開く車】
車内に居ながらにして釣りをするためには、大きく開くドアが必要です。
大部分の車は、ドアで一番大きく開くのは荷物を載せるリアハッチであり、雨を防ぐためには上方向へ開いて屋根代わりになる車がベスト。
荷物を載せる場所に軽く腰かけて座りながら釣りをすると雨にも濡れず快適です。
【手前から水深のある漁港・堤防】
車を横付けできる場所を見つけたとしても、手前が浅すぎると魚影が期待できません。
もちろん、水深1mより水深10mの方が魚のストック量も大きく異なりますし、遠くに投げずとも手前側で釣果が期待できます。
車中釣りという決して仕掛けを遠くへ飛ばせない状況下であれば、手前から水深がある場所で釣りをした方が釣果が得やすくなります。
雨の日の車中釣りで楽しめるおすすめの釣り方
車中釣りは、限られたスペースで釣りをするため、4mを超える竿を使う竿やルアーを振りかぶってフルキャストするような釣りは向いていません。
では車中釣りのはどんな釣り方が向いているのかを見ていきましょう。
・チョイ投げ釣り
2m前後の竿に軽いウェイトを使用して手前にいる身近な魚を狙うチョイ投げ釣りは車中釣りにかなりおすすめの釣り方です。
・サビキ釣り
仕掛けを真下に落としてアジやイワシを狙うサビキ釣りは車中釣りでも実践可能です。
ただ、コマセエサとして使うアミエビが車内に付かないように注意しましょう。
【サビキ釣り入門】遠投カゴサビキの釣り方や仕掛け・タックルをご紹介。目指せ大漁&大物!
・ぶっこみ釣り
エサを付けて投げこんでおくだけのぶっこみ釣りも車中釣りで実践可能です。
この釣りはエサによってはかなりの大物も狙える釣りなのです。
車中釣りで大物を狙う方にはおすすめです。
【投げ釣り入門編】堤防から大型根魚を狙う!釣り方・仕掛け・エサなどご紹介。
・ワームやルアーでライトゲーム
ワームや小型ルアーを使ったライトゲームもできます。
ランガンはできませんが、魚が溜まるような場所に停めれた時はライトゲームで根魚やアジなどを狙うのも良いかもしれません。
雨の日の車中釣りが意外と釣れる2つの理由
雨の日に釣りをすると、雨の日ってこんなに釣れるんだと思う事があります。
では、雨がなぜ釣れるのかという理由について考えていきます。
・雨の日は人が少ない。
魚は人の気配が大嫌いです。
特に大きな魚は人の気配を嫌って警戒心が強くなり、エサを思うように食べてくれなくなりますが、人が少ない雨の日は人が多いときよりも魚の警戒心は少なくなります。
このことから、魚はエサを食べやすくなり釣れやすいという事につながります。
・雨がプラスに働く事も。
雨というとどうしてもマイナスイメージが付きますが、魚にとって雨は必ずしもマイナスではなく、プラスに働く事もあります。
例えば海水温が上がりすぎているとき、少し冷たい雨が降れば海水温が下がって魚が動きやすくなったり、雨雲によってローライトになり魚の警戒心が少し薄れるというプラス要素もあります。
雨の中、実際に車中釣りをした様子
【チョイ投げ釣りで身近なターゲットをキャッチ!】
ドアを屋根代わりに、ラゲッジスペースに座ってチョイ投げ釣り。
仕掛けはジグヘッドにアオイソメを付けてキャスト!
ズル引きしたり、チョンチョン動かしたりしてソイやカサゴなどの根魚や、ハゼ・エソなどが釣れて雨でも魚の引きを楽しめる楽しい時間となりました。
雨の日の車中釣りで使うおすすめタックルと仕掛け
今回、実際に車中釣りをした際に使用したおすすめタックルをご紹介。
チョイ投げ釣りやワームを使ったライトゲームにおすすめです。
【ロッド】
鱒レンジャー
中央漁具から発売されている超小型ロッド。
本来、管理釣り場のトラウトフィッシングに使われるロッドですが、グラス製なのでかなり折れにくく、よくしなるので様々な釣りに使われています。
中には、この鱒レンジャーで1mを超えるような大物を釣った人も…
短いので取り回しやすく、使い勝手がよいので限られたスペースの中でする車中釣りにはかなりおすすめです。
【リール】
ストラディックC2000S
大手釣り具メーカーシマノの中価格帯のスピニングリール。
中価格帯ながら巻き心地が良く、耐久性もあるのでコストパフォーマンスが高いです。
車中釣りでチョイ投げをするのであれば1000番クラスでも十分です。
【アジング用ジグヘッド】
アジング用ジグヘッドは使い勝手が良く、ワームを付けてライトゲームもできますし、アオイソメやオキアミなどのエサを付けてチョイ投げ釣りで使えます。
手軽に出来る車中釣りでは持っておきたいアイテムです。
【パワーイソメ】
本物のエサを買いに行くのが面倒・本物のエサは触れないという人におすすめです。
ジグヘッドにつけて投げてゆっくり巻いてくるだけで魚が釣れちゃう優れもの。
本物のエサじゃないのに本当に釣れるの?と疑問をお持ちの方はこちらの記事をご覧ください。
雨に濡れず釣りが楽しめる車中釣りのまとめ
雨の日でも快適に釣りがしたいという釣りバカにとって車中釣りはかなりおすすめ。
雨の日にどうしても釣りがしたいのであれば、今回ご紹介した車中釣りをやってみてはどうでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊
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